今回は3回目です!
過去に書いた2回分はコチラからぜひ御覧ください!
今回はバイク写真の構図を決める時に気にしていること、考えていることを少しお話したいと思います。
構図の理屈は分かっていても、中ならここだ!ってできないよなぁと思ったので、その辺をまとめて行きます。
あくまでバイク写真の事についての内容になります。
当然ポートレートや風景、星景といったものとは全然違うものになりますのでご注意ください。
やっちゃいけないパターン
もちろん自分さえ良ければなんだって良いんです。そこは忘れては行けない。
その上で、もったいないなぁ!って思うパターンを紹介します。
例えば私の写真を始めたばかりの頃のものを例にお話します。
○良かった点
カメラの垂直が比較的保たれている。
バイク全体が写真に収まっている。
白飛び黒つぶれが少なく済んでいる。
くらいでしょうかw
いや今見ると全然好きじゃないなこの写真って思います笑
正直よく見るパターンだとはおもいます。
で、ここで今の私と何が違うのかを羅列しますと
背景が狭く、どういうところで撮ったものかわからない
何が言いたいのかわからない
つまり、バイクにばかり気が行って、肝心の伝えたいものの情報量が少なくなりすぎている、ということです。
バイクがカッコいいでしょ!というだけならもっと違う表現をしなければならないんですが、親バカライダーは皆
「今日も俺のバイクかっこいいなぁwww」っていう気持ちを原動力にシャッターを切ります。
でも、それじゃ足りないのだ!ということなのですね。
ロケーションを説明するイメージ
まず大事なのは如何にしてバイクのかっこよさをアピールするか、という事ではありません。
一番気にかけているのが、行った場所にバイクを溶け込ませてナンボであるということ。
この差は歴然なのです。
例えば2つの写真を見ていただきたいのですが
これは秩父にある雷電廿六木橋という大きなループ橋スポットで撮った写真です。
奥になんとなくループ橋なのかな?見たいなものは見えてますが、言われなきゃ分からないレベルです。
天気も分からないし、雷電廿六木橋がどういうところに魅力があるものなのかが全くわかりません。
端的に言ってしまうと、「どこで撮ったって同じなバイクの写真を撮っただけ」になってしまっているんです。
ですが、少し引いて撮ってみます。
これでもいい写真とは言い切れませんし今でも思うところはあるんですが
1.雷電廿六木橋がどういう環境にあるループ橋なのか?
2.どういう天気か?
というポイントが写真で説明されています。
インスタで言えば、あとはキャプションで補足するとしたら
雷電廿六木橋に行ってきました!天気が良くてバイク日和でした!
くらいのもんで足りそうです。
特に大事にしてもらいたいのが1で、インスタやツイッターだとこれが欠如した写真が本当に多いのが本当にもったいない!
これら2枚を見比べて
天気のいい日に大自然に囲まれてツーリングとか良いなぁ!
と思える写真、想像しやすい写真はどちらか?
と聞かれたら一目瞭然ですよね!
一番はロケーション
先程はロケーションを説明せよ!が大事なポイントだとお話しました。
では、ロケーションありきなのか?
と聞かれたら
絶対にそうだ
と答えます。
なぜなら、あなたのバイクを特別だとは誰も思っていないから、です。
どれだけカスタムをしていようと、どれだけ派手なバイクに乗っていようと
バイク単体だけの写真は見た人の生活とリンクしないので、何も伝わらない!と断言します。
極論言っちゃうと、誰も自分のバイク以外に興味ないんですよね笑
なので、まずはロケーションを徹底的に素晴らしい場所に仕上げてやるつもりで撮っていくと良いと思います。
例えば先日の神田明神に行ったときの写真を御覧いただきたいのですが
十分神社行った感は出ていますし、神社然とした色合いにバイクを異物感として混ぜ込んでわかりやすいです。
カメラも垂直がしっかり撮れていて、白飛び黒つぶれもなく、バイクの車体も見きれてないです。(奥に人写っちゃってますけど笑)
ですが、この神田明神をもっと特徴づけしていって見ましょう。
随神門の向かって左手に、神田明神敷地内のガラス張りの建物があります。
これを入れ込むと、近未来的な建造物が随神門の宮造りをギャップにより更に異質な、特別なもののように見せてくれます。
そんな特別な空間にバイクで行ってきたんですよ!
という説明が一枚でできてます。
行ったことがある人なら神田明神の異質感はよく分かると思いますが、そうでない人に
神田明神の異質感を伝える必要
これを考えることがバイク写真の善し悪しを決めてくると思います。
神社は日本全国どこにでもありますし、すごい神社といっても関東だけでも相当な数があります。
その中でもここを!というポイントはメッセージとして重要です。
総括
まずはロケーションを決めたら一番は背景選び。
背景の一番見せたいものが決まったら、その対象を一番引き立てる構図を選ぶ。
背景の構図が決まったらバイクの見せ方を考える。(真横がカッコいいと思うなら真横に置く、など)
バイクを置く場所は光の具合を見て選ぶのが良いですが、必ずしも良い場所に光が落ちている事ばかりでないので、ストロボや照明はあったほうが良いでしょう。
これだけ気をつければ、必ずしも高額なカメラで撮らずとも
せめて高級コンデジ位の性能があれば十分良いものが撮れます。
昼間であればスマホやiPhoneでもなんとかなります。
だいぶスマホやiPhoneも良くはなりましたが、夜はやっぱり全然駄目です。
当然ですけどレンズもプラスチック、センサーも小さいので暗所を「明るく撮る」ことはできても綺麗さでかなわないですから。
わざわざ意地を張って「綺麗な画質で撮らない」なんてもったいない以前に心配してしまいます。
SONY コンパクトデジタルカメラ Cyber-Shot RX DSC-RX100M2 | ||||
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終わりに
今回はバイク写真を撮る上で気にかけたい事
技術的な部分というよりお気持ちの部分
についてお話をしてみましたがいかがでしたでしょうか?
白飛びだとか黒つぶれだとか偉そうに言ってるように見えますが
正直コンテストに出す写真とかじゃないので、そこまで気にする必要はないと思います笑
あからさまに白飛びしまくってるのはダイブアレですけど、そのへんも考えて撮れるようになってくると玄人感は出てきますよね笑
とまぁ、長々と書き連ねましたが
背景大事に!
ぜひこれを意識して撮ってみてください。
ではでは!
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