バイクをカッコ良く撮りたい!Vol.2

バイク

さてさて前回に引き続き、バイクをカッコよく撮りたいと思ってカメラを始めた私が、特に気を付けていること、これはやらないようにしようと思っている事についていくつか書いていきたいと思います。

ちょっと今回は蛇足感あるかもしれません。

シチュエーション別にカメラの種類による得意不得意についての話がメインになります。

ちなみに長い文章ではありますが、前回の記事では基本的な部分をまとめてますので宜しければどうぞ!

Vol.1はコチラ

バイク単体で狙う

さてまず一つ目はこの単体でかっこよく決めたい、というか、背景が冴えないけどなんとなく見せたいポイントがある、洗車して綺麗になったバイクを載せたい、といったシチュエーションを想定します。

お勧め機材

  1. スマホでもなんでも(昼間、適度に明るい所)
  2. 夜や暗い所なら三脚。
  3. コンデジもしくはそれ以上の性能のカメラ全般
  4. LED照明、フラッシュ等(欲しければ)

昼間の撮影であればスマホでも十分です。

ただし炎天下や強い光の逆光がない場所で、という条件付きです。

あまりに光が強いと、スマホの写真だと全体的に色が薄くなってしまいます。

光の向きは太陽を背中にして、光が向かっていく方に被写体を置きます。(順光)

構図はとりあえず日の丸か三分割構図を意識しておけば大体いけます。

(三分割構図については前回の記事をご参照ください。)

ポイントは見せたいものをしっかりと決め、オイシイ所に入れてシャッターを切ることです。

例えば三分割構図でスプロケとチェーンを変えたよ!と伝えたい時はこんな感じ。

雑ですけど、大体各線の交差エリアに見せたいものを置いてます。

今回で言うと右下の点の所にスプロケを置いてます。

そしてさらにスプロケとチェーンを付けたバイクの全体像を見せたい時はこんな感じ。

ど真ん中で水平、垂直もある程度取れているのでバイクが走っている、停まっている状態のイメージが伝わりやすいです。

ここで気をつけているのは、バイクの一部分でも見切れないようしっかり全体を入れる事です。

タイヤやミラー、テールカウルその他諸々、全体像を見せたい時は、バイクの如何なる部分も見切れないようにすると

それっぽい仕上がりにできます。

フィルターだなんだはしっかり撮れてから、です。

暗くて手ブレしてしまうようなら三脚があるとビシッと決まります。

昼間の風景+バイク

そして二つ目のお題は風景にバイクを入れ込む方法です。

これはケースバイケースでもあるのですが、最も気にしているのは

車体ではなく風景が大事

と言うこと。

意外とみんな海行って撮ってきた!つってバイクがでっかくバーン!と映ってて海の感じがよくわからない・・・なんて撮れちゃってませんか?

これってとってももったいないと思うんです。

主役はもちろんバイク(食べ物)で良い。でも風景(お皿)もかっこよくなればもっと良い!

という理屈です。

どれだけ高くて美味しいお肉を焼いた!と言っても、紙皿にバーン!つって割り箸で食べてる写真だと・・・ね?笑

ってなわけで

お勧めの機材

  1. スマホ広角モード、超広角
  2. デジカメでできるだけ広角の効くもの(一眼を含む)

広角というのはできるだけ広い範囲の撮影が可能なもの、という意味です。

特に超広角や魚眼といったレンズの歪みがキツいのも面白いですし、歪みを補正して記録できるスマホもありますから、その辺は好みで設定してあげると良いと思います。

私は歪んでて良いと思っているタイプです笑

パースといって遠近感とか迫力が出て面白いからっていうのが理由ですけど。

お勧め構図は三分割構図、放射構図あたりが良いかと思います。

これはスマホで撮りました。

これも横に三分割してるんです。

空と山の高さ、水面とバイクの高さで線を引くと大体三分割になります。

そして左右の山とその間の奥行きを縦に三分割しています。

放射構図とは被写体を画面を斜めに「/」みたいに横切る感じで撮る構図です。

あくまで水平垂直は守り、例えば電線や川の流れなどを放射構図で撮ると立体感がでてかっこいいです。

私はあまりこの構図は撮らないので作例がありません。すみません。

望遠をお勧めしないのは、結構使い所が難しいというか、出番的に風景撮りには広角の方が向いているとされているからですね。

もちろん特定のオブジェや背景と被写体をグッと寄せて撮りたい(望遠効果、圧縮効果)となると望遠レンズを使わざるをえませんが、なかなかスマホでは難儀です。

夜景+バイク

これは最近のスマホだと結構明るく撮れちゃうんです。

で、星空とかザッと撮るだけなら見れない事はないんですよね。

しかしながら前回の記事でも触れましたが、写真機には「絞り」という機構が入っています。

これを調整して撮ることによりさまざまな描写が可能になるため、ここではあえて

スマホはまだ不向き

と評させていただきます。

とはいえ、全然だめ!なんじゃなくて、絶対的な差がまだ埋まっていないという意味ですので、カメラであれば絶対に別物な仕上がりになります。

お勧めの機材

  1. コンデジ(レンズができる限り明るい、イメージセンサーが大きい物)+三脚
  2. 一眼レフ、ミラーレス一眼(三脚があると尚良い)
  3. 広角、望遠、どちらも遊べる

コンデジは結構狭き門かもしれません。レンズやセンサーの出来がスマホとは比較にならないとは言え、より良い条件で撮ろう、となるとその敷居は少し上がります。

スマホでも三脚を使えばとりあえず撮れるんですが、背景ボケがしにくいので、イメージセンサーの大きなタイプのカメラを選ぶのが良いと思います。

夜景の綺麗な所は少し背景がボケた位がキラキラしててかっこよかったりしますので。

もちろんぼかし過ぎない方がちょっと玄人っぽいです笑

暗いとどうしても“感度”が上がってしまうのですが、一眼レフやミラーレス一眼とはいえ旧型のものだと“高感度”になると画質がべらぼうに悪くなります。

手ブレをせずにシャッターを切り、且つ感度も低いまま抑えるには

やはり三脚を使うか、ここ2年くらいに発売された感度耐性の高いカメラを用意する必要があります。

お勧めの構図はやはり日の丸、三分割、放射構図です。

夜景バックだと特に見せたいものが輝いているケースが多いので、感度耐性の低いカメラしか用意できない場合は、フラッシュを用意するのも有効だと思います。

バイク乗り向けカメラ

さてさてここまで色々ご紹介してきましたが、ちょっとカメラ買ってみたくなったな?という方もいらっしゃるでしょう。

前回も言いましたけど、コンデジで本当に全然違う別ものが撮れちゃいます。スマホの方が良い!というのはとりあえず今のコンデジと比べてみてもう一度感想を伺いたいほど。

で、バイク乗りにお勧めのカメラっていうとどういうのかな?ということで、いくつかクラスごとにまとめてみたいと思います。

お勧めその1

SONY WX500

SONYはレンズの老舗、カールツァイスのレンズが使えるのがとても強いですね。

センサーの大きさは並、なので、暗所では三脚必須ですが、その辺の安コンデジより少しだけ上のクラスなだけに、レンズの品質で差を付けています。

とりあえずで、ならお勧めです。撮れないもの無いです。(月はちょっと拡大必要かも)

お勧めその2

Nikon ミラーレス一眼 Z50

純正のレンズのラインナップが少ない、とは言え美味しいところはしっかりと抑えられているのでなんの問題もなし。

画質は上位機種に全く劣らず、チープ感も無い。

私が使っているZ6と写りは変わらないので、かなりコスパ良いと思います。

レンズ交換式の入門としてはとても優秀かと思います。

同格のSONY機より安いのも魅力。

お勧めその3

これはもうハイエンド、という事になるんですが、本来なら私が使っているZ6をお勧めしたいのですが、新しいの出ちゃったんですよね。

デジタル一眼カメラ ニコン デジタル一眼レフカメラ 一眼レフカメラ フルハイビジョン Z 6II デジタル一眼 NIKON Zシリーズ
by カエレバ

比較的他社のものに較べてZ6とZ6iiは画質と画素数のバランスが良くて、夜景も昼間も手持ちで撮影できちゃうほど万能なんですが、最近でお勧めは?と言われるとやはり

SONY α7C

ソニー α7C ILCE-7C ズームレンズキット(シルバー)
by カエレバ

最近発売になったα7シリーズのエントリーグレードと行った所でしょうか?

ファインダーがカシャ!っと飛び出して出てくるタイプなので、見た目がスッキリしています。

写りの良さはまあα7同等ですから、悪いわけがないです。

そして何より対応レンズ世界で最も多く、Amazonや海外通販サイトを見ると、まずラインナップが絶対あるのも強み。

画質で言ったらCanonでしょ!って方も多くいらっしゃると思うのですが、それを差し引いても正直SONYは強過ぎます。

まとめ

さていかがでしたでしょうか?

スマホの写りが良くなったとはいえ、あくまで記録としての側面や加工をすぐにその場でできる楽しさがあってのバリューです。

まだまだ本来の写真機に肩を並べるとまでは行ってない中で、バイクをちゃんとカメラでかっこよく撮りたい!

そんなふうに思ったのなら、一度コンデジでもいいので買って試してみてはいかがでしょうか?

上で紹介したコンデジは基本的に中古も存在するので、メルカリやヤフオクを覗いてみるのも良いかもしれませんね!

今後はさらに設定についても掘り下げていこうかな?などと思っておりますのでお楽しみに!

ではでは!

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