オゾン(O3)でバイクウェアや四輪の室内を脱臭&除菌 ウイルスにも

さて、バイクブログで急にどうした

というタイトルで始まっておりますが笑

いつの間にか秋になっていて、油断しているとあっという間に大掃除の時期

夏に使い込んだヘルメットの内装やウェア類等、一気に脱臭・除菌・ウィルス除去をしてお片付け!

とか、

四輪の室内の脱臭!

なんてのも簡単にできてしまうオゾン機器をご紹介したく、宜しければ最後までご覧いただければと思います。

オゾンとは

オゾンとは地球の表面を覆っているオゾン層、オゾン。

そのものずばりです。

分子式はO(オー)が3つでO3です。

オーツーが酸素、オースリーがオゾンです。

つまり、同じ酸素原子からなる同素体であります。

酸素はO2で安定であり、Oが3つくっついてしまうと非常に不安定で分解しやすくなってしまいます。

分解してしまうと酸素O2と酸素原子(O)に分かれるのですが、酸素原子は有機物と強力に結合しようとします。

酸素原子と結びついたものはいわゆる”酸化物”として別なものに変質させてしまいます。

その性質から

匂いの成分、菌、ウィルスの駆除という意味で非常に強力でありながら、薬品などと違って残留しないという特徴があります。

同時に、鉄などのように酸化に弱いものは比較的酸化してしまいやすいので注意が必要です(そこまで神経質にならなくても良いですが)

主にオゾンを使った除菌や脱臭方法は2パターンあり、オゾンガスで空間丸ごと燻蒸する方法と、水に溶解させてオゾン水として吹きかけたりすることで行う方法があります。

ただし、高濃度のオゾンガス(オゾンエア)を長時間吸い込んでしまうと、人間であっても非常に危険であるという性格もあり、ガスタイプの物を取り扱う際はだいぶ気を使ってあげる必要があります。

オゾン水であればそのような心配は少なく済みますが、もともと水がかけられないものには使えなかったり、オゾン水の生成方法による性質の違いなんかも注目する必要があります(脱気式、電気分解式)

オゾンガスを使った脱臭など

まずは此方。

できる限り「長時間吸い込んでしまわないよう気を付けてください。」

私が使っているのは20000mg/hの物ですが、個人の使用用途なら10000mgの物でパワーは十分です。

例えば四輪の室内脱臭に使う場合は、AC100VをDC12Vから変換できるものを用意します。

車のエンジンをかけたらエアコンをONにして温度を最低、風量をMAX、風向はVENTにします。

オゾンガス発生機のタイマーダイヤルを5分~15分(匂いの度合いにより。)に設置したら、ドアを閉めて車両から離れましょう。

タイマーの時間が経過したら、窓を全開にしてエンジンを切っちゃいましょう。

あまり長時間吸い込まないように注意をしていただき、撤収しましょう!

燻蒸した後は20分程度で人が常駐しても問題ないレベルまで分解すると思いますが、換気をすることでより安全になります。

同様に部屋干しをしているところで燻蒸すれば生乾きの匂いを防げますし

動物がいる部屋であれば動物臭が消えます。

ただし!動物のいる部屋で燻蒸する場合は、動物ちゃん達には一時的に別部屋に避難してもらうようにしましょう。

また、あえて低濃度に制限し、生き物がいるところでずっと使っても大丈夫なものも出てます。

例えばKENWOODのUSBタイプとか私も車に常駐させてます。

オゾン水を使った方法

オゾン水であれば、オゾンガスのような過剰な注意は必要ありません。

匂いはオゾン独特のものが広がりますが、オゾンはそもそも極微量でも強いにおいがする物質です。

オゾン水から空気中に漏れ出した程度のオゾンでどうこうなる事はまずもってありません。

オゾン水は先述の通り、生成方法が大きく分けて2種類あります。

一つは水槽用エアポンプのようにバブリング(ブクブクさせる)で水中に溶け込ませる方法。

もう一つは水を電気分解して生成するタイプ(3H2O→3H2+O3)です。

前者はそもそもオゾンガス発生機で生成したオゾンガスをバブリングしているだけなので、ガス発生機としても使えるでしょうし、水にもできるのかもしれませんが、こちらはオゾン水の濃度が極端に低いというデメリットがあります。つまり空気中に逃げるオゾンの量が多いということで、ロスが大きいんですよね。

電気分解式は少し高額になりがちですが、濃度がしっかりと確保でき、効果の高い安全なオゾン水が作れることが多いです。

私はちなみにスプレーボトル内で電気分解してオゾン水を生成するタイプを使っています。

恐ろしく安いので超お勧めです。

開封時は水量がだいぶ少ないように思ったんですが、オゾンって本当にすぐ分解しちゃうので、この位でいいんだなって使ってて思いました。

これはもう某ファ〇リーズとかみたいな使い方になります。

例えばヘルメットの内装やウェア、靴、グローブへ吹き付けてあげれば脱臭になります。

手指の消毒なんかはもう覿面ですよね。

特に小さい子とかで手にウィルス性イボができてしまった場合や

水虫で悩んでいる方

オゾン療法がありますよ、なんて医療機関もあります。

http://www.js-mhu-ozone.com/Abstracts/pdf/001%20(28).pdf

香港足、爪水虫を改善し、厄介な細菌を除去する | 百昱企業有限公司 (strongltd.com.tw)

酸化させられるものが相手であれば無敵を誇るのがオゾンですから、菌やウィルスなんかは覿面でしょうね。

最後に

オゾンは医療認定、薬事認定が取れてない!!とかみつく方もいらっしゃるかもしれません。

事実まだ取れてないっぽいですね。

オゾンはデストロイ効果は非常に高いのですが、同時に分解しながら効果を発揮する物質であるため

持続しないんですよね。

除菌して終わり!脱臭して終わり!って感じ。

だからアルコールや次亜塩素酸ナトリウムのように、多少残存してくれないと薬事法をパスするのは難しいんだと思います。

でも残存しないからこそ口に入れても安心って側面もあるので、そこはトレードオフだと覚えておいてもらった上で、選んでもらえたらと思います。

筆者的には超お勧めです。

オゾンはもう20年付き合ってますからね笑

筆者個人的にはオゾンガスは低濃度で常駐できる物を用意し、スポットでオゾン水スプレーを使うのが経済的かつ効果的でいいのではと思います。

今回はこの辺で!



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