Leica D-Lux7をバイク撮影してみた感じをレビュー

カメラ

最近Fujiのカメラをメインにしてよかったっていう旨の惚気話みたいな記事を投稿したばかりですが、今回は別なカメラのお話です。

そのカメラとはタイトルどおり

Leica D-Lux7

ライカってあのLeica?って言われたら、そう、そのLeicaです。

箱にはLeica Kamera(CameraじゃなくKamera)と書いて有りました😂

こないだFujiを勧めておいて舌の根も乾かぬうちにお前は!と思われるかもしれませんが、X100Vの値段みて引いていただけますと幸いでございます😂

ちなみに本機、ライカはLeicaなんですが、ちょっと色々とあるカメラでして、そのへんも含めて今回はレビューとオススメ度について書いていきたいと思います。

どこの馬の骨、どの口が語るか

まずはレビューって言ってもお前は何者なんだって話かと思います😂

例えば実績でいうと以下みたいなバイクの写真撮ってます。

○○賞!っていうとHAWK11のブックカバープレゼントキャンペーンで選んで頂いて、ブックカバーも無事いただきましたw

あと、ホンダばっかり採用してもらってるけど別に中の人ってわけでもないし、特別協力契約してるとかでは無いですw

他にもヤングマシン誌のヤンマシ写真部という読者投稿コーナーにはほぼ毎回のように掲載して頂いています。

で、どういうベクトルで撮っているか、というとカタログっぽい、ポスターにありそう、そんなイメージの写真を意識して撮っています。

ですのでやはり一眼カメラをメインに、大きなストロボと一緒にバイクとでかけ、撮影をするのが目的〜みたいなツーリングが多くなってます。

その程度、と言われたら仰る通りですが、それなりに嬉しい実績を頂いているなりの撮り方をしている、そんな私視点で、今回のレビューをしていきたいと思います。

ライカとD-Lux7

まずLeicaっていうと高額なイメージがあると思いますし、筆者も例に違わず高額なカメラを売っているメーカーと思っています。

そんなライカのカメラの中でも取り立ててお求めやすい価格帯のコンデジが存在します。

それがこのD-Lux7です。

ライカといえば、本国ドイツで職人が一台一台手作業で作り上げ、パーツ一つ一つも工業製品としてだけでなく、一つのオブジェとしても高品位なものを採用しています。

勿論画作りも確固たるものがあり、いわゆる万人受けとは少し違うような、万人受けもできるけど、人間の目で補正されていない本当の光はこうなのだ!みたいな描写が特徴かなと思います。

そしてもう一つのライカの顔といえば

他社とのコラボ(協業)のフットワーク軽すぎ企業である

という事。

例えばSoftbankから発売されているライツフォン

中身はSHARP製ですが、特にカメラ部分においてライカのソレが大きく盛り込まれていて、画作りの根幹の部分はちゃんとLeicaなんですよね。

あとは中華企業のXIAOMIあたりがコラボスマホ出したりしましたよね。

まぁ、XiaomiのLeicaコラボは5000万画素とか言っちゃってるので画質はお察しですけどね。

Leicaっぽさを味わいたければやはりライツフォン2かAQUOS R7の二択です。

言ってもどちらもレンズはスマホクオリティなので、”ぽい。スマホにしては画質良い”の域は超えません。

iPhoneの画質に比べたらいずれもハイクオリティなのは保証します。

そんなライカの協業パートナーとして語らずにはおけないのが

Panasonicです。

パナのカメラは古くからライカのライセンスを取得してコンデジを販売していたり、一眼カメラ用交換レンズとしてライカの厳しい規格をクリアしたLeica銘レンズを販売したりしていました。

実際一眼カメラ用のレンズではこのパナ製Leica銘レンズが使える事を大きなメリットと感じて、マイクロフォーサーズ機を愛用しているカメラマンは多くいらっしゃいます。

そんなPanasonicにカメラごと製造を委託し、Leica正規ショップでも正式に販売されているコンパクトデジタルカメラがD-Lux7なのです。

D-Lux7とLX100mkII

これはよく引き合いに出されるのですが、Leicaが販売するD-Lux7とパナが販売するLX100mkIIはガワが違うだけ、なんてよく言われます。

ま、そういうのいい出したら部品の一つから自社で作ってるとこなんか無いから、ソニー製センサー使ったらもうソニー機でしょって話になっちゃうよねって私は思っちゃうんですよ。

YAMAHAの原付きがHonda製だからってあれはホンダのバイクだって言わないでしょw

YAMAHAの原付きが不具合起きたとしてホンダのディーラーに持ち込んだとして相手にしてくれる訳がないでしょ?w

それと同じかなって。

Leicaが社名を背負って販売している自社製品ですよって。

だからD-Lux7をパナライカっていう言葉で指す事があるんですが、私自身はそれを蔑称だとは思ってません。

そうそうパナライカ!詳しいですね!カメラの話できる人?話そう!って本当に思っちゃうw

画作りに関してまで同じかどうかはわかりませんが、LXがパナっぽくないっていう話をちらほら聞くので、もしかしたらD-Luxを軸にLXも作ってるのかもしれませんね。

まぁ、その位どっちも良いですよってお話ですよ。

画質はあえて置いておいて

置いておくんかい!って思ったでしょ?w

いやもう画質云々はGANREFさんとか見てくださいw

上手い人ばかりじゃないけど、”こういう感じ”って感じはわかったでしょうし、きっとこの記事を見ているということは画質はいいしLeica銘は魅力的だけどその値段を出すに足る何かが欲しい、ということなんでしょう?w

だからあえて当ブログとしては、検索で見つけられなかった、一眼にどこまで肉薄できるのか

それすなわち

大三元標準レンズ(24-70mm F2.8の画角)を付けた一眼と戦えるか、もしくは、他社コンデジと比べて何がいいのか、どういう人に刺さるのか、を書いていきたいと思います。

長くなったらごめんなさい。

でもRICOHのGRやSONYのRX100と比べて悩んでいるという方に一つ要素の足しに慣れたらいいなと思って書いていきたいと思います。

決め手はライティングできるか、否か

以前に私がRX100mk2を買った時にも記事にしましたが、ホットシューの有無が一つの分岐点なのかなと思うんですよ。

SONYのRX100シリーズは高画質コンデジのパイオニアかなと思いますが、標準でホットシューが使えるのはマークIIのみで、終売しています。現行でホットシューがそのままで使える機種は有りません。

バイクでの撮影をメインとする私としては、ホットシューでフラッシュライティングが使えないとなると、まずスタートラインに立てません。

日の出や夜、そして逆光という非現実感が想像を掻き立てると思っているので、ストロボが使えないと戦えません。

しかしながらRX100m2は随分前に終売し、もともとフィジカルに頼りなさのあるSONY故に状態のいい個体が少ないのが問題です。

対してRICOHのGRIIIは現行型であり、ペンタックス規格のホットシューが装備されているため、PENTAX規格のコマンダーがあればライティングに困る事は有りません。

ですが、画質と機動力を最優先としているコンセプト上、レンズが単焦点となります。

それで良いなら全然問題無い。

今回は”大三元標準画角のレンズ”を装備した一眼の代替として戦えるか、と考えている場合、

やはりスナップシューターはスナップシューターとして最強。別枠。

となってしまうかなと思います。

もう一度振り返ります。

標準域から中望遠までの標準画角を備えた高画質レンズを装備し

ホットシューを備え多灯ライティングも可能、とすると

D-Lux7はピッタリはまって来るわけです!

D-Lux7とライティング

純正のコマンダーを使うとなると、もうそのメーカーで揃えるしかなくなりますが

私はFujiとキヤノンとLeicaがありますから、フラッシュを買い増しするより汎用で使いまわしたいと考えます。

使い方もパワーも当然同じになりますから、考える事が少なくなります。

ですが、ココで調べても調べても見つからない問題に当たりました。

Leicaのホットシューのタイプってどれなの

っていう話

先述の通りD-Lux7はPanasonic製ですが、紛うことなきライカのカメラです。

Q.じゃあホットシューは???

A.マイクロフォーサーズ用でおk

例えば私が愛用しているGODOX用で言えば、末番にO(オー)が付きます。

これがあれば、GODOX用製ストロボを遠隔で操作できちゃいます。

ちなみにXproの方が使い勝手は上ですが、旧商品の為かMacユーザーはFirmwareのアップデートができません。

BootCampやParallelsでWindowsを起動してアプデできるなら良いですが、その環境がなければX2Tがオススメです。

あとD-Luxは残念ながら背面液晶が固定式で、ローアングルにめっちゃ弱い。

だからミニ三脚位の低さがせいぜいかなと思います。

買っておくと便利と思います。

夜撮るLeicaは如何なものか(作例)

LeicaのMやQ、SLなどを使っている人からすれば、D-LuxでLeicaを語るなとか思うかもしれませんが

D-Lux7で夜にライティングをして撮影している人を全然見かけなかったのですよ。

だから私がD-Lux7でライティングしてバイクを撮る第一人者(狭過ぎる間口)として笑

何回か撮影に行ってきましたのでご覧いただけたら嬉しいです。

写真はせいぜいホワイトバランスの調整、少しマットっぽく表現する程度のトーンカーブ調整、フォトスタイル(標準、風景、モノクロなど)を変えた程度のものを選びました。

そうそう、記事にはしてませんでしたけどカブ買いましたw

そのへんの記事はどうしようかな・・まぁ・・・考えます😂

それはさておき、ちゃんとライティングできているのがおわかりいただけたと思います。

スマホのそれとはやはり全然違い、真っ暗な場所でしたが遠隔発光で被写体と見せたい背景をそれぞれ持ち上げて撮る事ができました。

単純な画質で言えばフルサイズ機には当然及びません。

そしてそこにきてLeicaのカメラから吐き出される明暗の表現、このへんは一眼の高画質機と少しスタンスの違う写真に仕上げたくなる欲が出てきます。

ただ、オートフォーカスが本当に弱い。

バイクにフォーカスが合わず、非常に困惑しました。

特に鯉のぼりバックで撮った時は壊れているのかと心配になってしまうほどでした。

そこは覚悟したほうが良いかもしれません。

機能面の弱点

普通に撮って吐き出すなら十分戦えると思いました。むしろこれで撮れないなら一眼使っても解決しないとさえ思います。

しかしながら、D-Lux7っぽさを100%享受しながらライティングをしたいと思った場合、どうしてもクリアできない問題がある事がわかりました。

謹製の現像ソフトウェアが無い

これってつまりLightroomとか他社製の現像ソフトウェアを使うか、カメラ内現像を使う他に無い、という事を意味します。

ですが

風景、とか人物、とか標準、とかは後から現像時に当て直しができるんですが、フォトスタイル?エフェクト?みたいなものは後から当てられないんですよ。

それが例えカメラ内現像であっても、です。

例えば私がLeicaっぽい写りするな〜って思うエフェクトでいうと、ローキーとかToyです。

一枚目がローキーで二枚目がToy。

これらを現像時に適用することはできず、残念ながら撮影時に選択して撮るしかこのエフェクトの掛かった写真を残す方法が有りません。

エフェクト適用時にはストロボが発光できない

1つ目の問題点を見て、じゃあライティングはエフェクト適用して撮るしかないか〜とか

撮って出しとはいえ、これでライティングしたら面白い画が出そうだな〜なんて思ったアナタ。

残念です。

エフェクトを使用すると自動的にフラッシュ発光禁止に強制されてしまいます。

メニューから発光可能にできんのか・・・?

Yesできません。

では、普通に撮って後から現像時に適用・・・・・・そう。先述の通りできないんですよ。

残念です。

手ブレ補正が有って無いようなもの

本当に手ブレ補正が使い物になりません。

入ってないと言っても過言では有りません。

レンズの焦点距離が10.9〜34ですから、テレ端時には1/30sec以下ではめちゃくちゃ神経使います。

ミニ三脚や三脚はセットだと思ったほうが良いでしょう。

フラッシュ装着時の背面液晶がクソ

これは検証中ですが、外部フラッシュを使う際にはやはりMモードにして絞りとSSとISOを任意に設定して撮るのですが

ミラーレス一眼だと設定値に応じて背面液晶に設定値を反映した映像を写すことができますが

D-Lux7は

クリップオンとかのフラッシュ装着時のみ設定値の反映ができなくなります。

残念です。

フラッシュって基本背景の明るさに露出をあわせて光量の設定をするのですが、それができないって事は露出計を見て何回か撮影してみて追い込んでいかなければ行けないということですよ。

いや、レフ機だったら基本そんなもんなので、駄目って話なのではなくて、ミラーレス機の利点ってそこじゃん。って。

露出計みてやればいいだろって思うかもしれませんが、このカメラ、露出計が適正だから良い感じってわけでもないんですよ。

むしろアンダー目になった方がよかったり、適正ど真ん中が良かったりっていうのが結構バラ付くんですよ。だから可能な限り撮影結果がある程度背面モニターで観れるとより良いと思うんですよね。

ミラーレスとコンデジは基本的に設計思想は同じ(レンズ交換式かどうかの違いのみ)なので、そこがレフ機と同じ使い勝手って、なんで?って思いました。

ただでさえ暗所のAFに難しか無い機体で苦行On苦行とか結構ヤバいです。

ライティングのいらない日中なら良いんですけどね

説明書が最新Firmwareに対応していない

過去に何があったかはわかりませんが、発売当初と現在とのFirmwareで

全然挙動が違うみたい

なんですよ。

だから付属の説明書に書いてある結構重要な事が今は出来なくなっていたりします。

これはちょっとD-Lux7っぽさを享受する為というよりはカメラとしてのPCとの連携についてですが。

例えばPCへの画像の取り込みです。

もともと発売時にはUSBケーブルを使って転送するソフトウェアがあったようで、Leicaアカウントを作って公式サイトからダウンロードしてねって書いてあるんですが、現在は配布されていません。

じゃあ、PCのOSでカバーできてるのかっていうと、ケーブル接続では写真の取り込みはできません。

あとルーターに繋いでWifiでPCに飛ばす機能も現在のFirmwareではなくなっています。

じゃあどうすんのっていうとJpgならスマホアプリでスマホに。

RAWはSDカードを抜いてPCに挿して取り込んでね?

って仕様です。

そこに関しては大概にSayよって感じです。

まとめ

ひとまず、これしか持ってなくてもSNSで戦うには十分すぎると伝えたい。

特に暗い所でのAFは恐ろしく弱いので、そこはAF用ライトを導入するとか、MFを使うとかで補うしか有りませんが、一眼のエントリー機買って持ち歩くのが億劫になる位ならD-Lux7の方が断然良いと思います。

で、後半に色々ボロクソに書きましたけど、出てくる画はかなりいいです。

画質だけじゃなくて、

「そう写ってくれてありがとう」

みたいな感じ😂

まぁまぁいい値段しますけど、今底値っちゃ底値だし、FujiのX100Vなんかすんごい値段になってますから

それならD-Lux7本当にオススメです。

あとライティング。

一眼より使い勝手が悪いのは否めないものの、結果として一眼の代わりに持っていっても余裕だし

なんなら、一眼を動画用にジンバルにくっつけちゃったから外すのメンドイ・・・写真用にもう一台・・・なんて場合には本当すごい強いと思いますよ!

GWのお出かけのお供にぜひ!😂



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