ユーザー車検を受けてみるという選択肢

バイク

バイクの維持費で気になる所、それはやはり車検があるとか無いとか、っていう要素はかなり大きいですよね!

では車検の費用をしっかり抑えながら、きちんと点検もやっていく方法って無いのだろうか?

なんて考えると思いますが、ユーザー車検なんてどうだろう?

という、そんなお話を書いていこうかと思います。

あまり難しく考えなくてもクリアできちゃう内容でもあるので、ちょっと熱意があるよ〜なんて方はお付き合いいただければ幸いです。

車検と点検

まず勘違いをしてはいけないのは、250cc未満のバイクには車検は無いものの、点検の義務まで無くなるということではない

という事です。

つまり、法定点検である12ヶ月点検と24ヶ月点検は受けなければならないという事。

それはどの排気量も同じ。

ポイントは、点検を実施していないからと言っても罰則にまで至ってしまう事は無いってあたりですね。

例えば新車をディーラーで買ったことのある方はそらそうだよねって思うかもしれませんが、この点検は保証にも関わってきてしまいます。

例えば新車を納車後一ヶ月後に初回点検、一年後に12ヶ月点検、3年後に24ヶ月点検(車検)と受けないと保証が効かなくなるという説明があったりしますよね。

で、ややこしいのは新車の場合3年後に24ヶ月点検(車検)という事です。

新車登録後の車検は初回のみ3年車検となり、以降は2年ごとに実施となります。

それに足並みを揃える形で、車検の無いバイクも最初だけ3年後に24ヶ月点検で、以降は2年毎に24ヶ月点検となります。

そしてこの車検の基本的な流れというのは、つまり

24ヶ月点検を実施した上で陸運へ持ち込んで検査レーンを通し、合格を以て車検期限を更新する

というものなのです。

24ヶ月点検は店舗や会社によって変わってきますが、多くの場合は2万円以内です。

そして持ち込み検査手数料(検査代行手数料)が2万〜3.5万(色々含んで3.5万、みたいなところもあり)って感じなので、ユーザー車検で行けば下手すれば一日で全部終わるし、3万円近くの代行手数料を圧縮できてしまうというわけなんです!

面倒なのは面倒。仕方ない。

じゃあユーザー車検ってめっちゃお得やん!と思ったアナタ

仰るとおり!

でも、ユーザー車検で色々用意するの、そこそこあるんです。

検査代行手数料が高いとかボッタクリとか吐き出すのはバカでもできる超簡単なムーブですが、手間はやたらかかるんでその分をお金で買うかどうかって話ですよ。

じゃあどういう手間がかかるのかっていうと

  • まず買ったバイク屋で予約して24ヶ月点検を実施する
  • 分解整備記録簿を貰えるので、加えて現在有効な車検証と自賠責保険証書、納税証明書(車検用)を用意する。
  • 自動車検査インターネット予約システムにアカウントを作成する
  • 検査に行きたい日の希望時間に近い、空いている時間で予約する(場所はどこでもいい。最寄りだろうと県外の空いている陸運でも何でもOK。)
  • 予約時間前に検査場(陸運)に行き、専用3号OCRシート(陸運でもらえる)にナンバー、車台番号、所有者、使用者、受験者を記入
  • 納税書(陸運でもらえる)にナンバー、使用者、重量税額(窓口で教えてくれる。新しいバイクなら3800円)を記入し、支払う
  • 継続検査用手数料印紙代1400円を支払う
  • 自賠責保険を向こう2年分(今年の4月からは8760円)購入する(陸運で加入できる所もあるし、近隣の行政書士事務所で加入できる所もある)
  • 検査票(陸運でもらえる)にナンバーや車台番号、使用者・受験者の名前を記入
  • 検査レーンで諸々突破
  • 登録棟に検査結果を提出して新しい車検証ができるのを待つ
  • 完了

こんな感じです。

どうでしょう、ちょろいと感じたかヘビィだと感じたかは人それぞれかと思いますが、実は結構できちゃうものなんですよ。

その流れなんかを掘り下げてみようと思います。

書類の作成について

9/13 追記補足

コメントにて教えていただきました。情報提供ありがとうございます。今は車検証のQRコードを読ませると必要情報記載済みの検査票とOCRシートが発行されるようです。QRコードで用紙発行してもらえる所で車検を実施できる方はこの項は読み飛ばして頂ければと思います。

私が実施した陸運ではいつも通り書かされましたので全国の陸運にて対応済みかは確認できていません。品川は対応済みだそうです。他の陸運行って書けって言われたら頑張って書きましょう笑

書類の書き方ですが、それほど難しく考える必要はありません。

検査表はダウンロードできなかったのですみません、文字のみでお伝えしますが

基本的に車検証を見ながらナンバー、原動機の型式、車台番号、検査場に行く人、使用者を書けばOKです。

仔細は検査レーンで検査員が記入したり、検査結果を機械で打刻したりしていきます。

重量税の納付書も記入する項目としては同様です。

OCRも継続検査専用の専用3号というのに記載をします。

書くのはこの3枚だけ。

でも、この辺の全然わからん!!!!!って方は、陸運の敷地内、もしくは敷地を出てすぐのテスター屋さんの中に

代書屋さん

がある場合がほとんどですので、頼んでしまいましょう。

書いてもらって3000円とかです。

検査レーン

検査レーンはバイク用は別になっていますから、バイク用レーンに並びましょう。

しばらくすると検査員が近づいて来ますので

「初めてなんです///」

と伝えてみてください。

おそらく以降の検査レーン内、フォローしてくれると思います。

ここで知ったかぶりなんかブッこいてしまおうもんなら一人で進まされ、なんか手こずったりしてたら、バイク屋連中から凄い視線を浴びる事になります😂

ほんと、初めから不慣れだと伝えてさえくれれば、スムーズに誘導してくれますから。

検査はだいたい、音量(年式次第)、排ガス、前後ブレーキ、スピードメーター、光軸で終わりです。

少ないでしょ?

検査器械から指示が飛んできますので、上の表示窓をしっかり見ながら実施しましょう。

下なんか向いてると指示見逃して検査レーン止めちゃって迷惑かけて〜とかなりかねませんからね・・・

検査が一通り終わったら最終的な確認印をもらって、陸運登録棟の継続検査用窓口に書類を提出し、完成を待ちます。

慣れていれば陸運に着いてから車検証が上がってくるまで1時間程度です。

24ヶ月点検が2〜3時間ですから、下手すれば全部で1日で終わる可能性を秘めています。

肝心の費用

肝心の費用ですが、以下にざっくりまとめますと

24ヶ月点検 1.6万円

印紙代、重量税 5200円(重量税¥3800+印紙代¥1400)

自賠責保険 ¥8760

合計だいたい3万円

ほとんどの場合3年乗るとタイヤだったりチェーンだったりブレーキまわりだったりの交換もあるだろうから、もっと費用はかかると思いますが、それらが今回は問題無し!って感じだったら3万円ですよ。

ちゃんと24ヶ月点検を受けて、ですよ。

本当は12ヶ月点検も受けて、危ういところを修正しておいて、24ヶ月点検で最終的な確認、って感じが費用も分散できていいのかなって思います。

ユーザー車検は一日振り回されることにはなりますが、1週間や10日預けて、終わったら取りに行ったり代車借りる借りないとかやってる位ならユーザー車検やっちゃってもいいんじゃないかなと思います。

まとめ

文字ばっかりで分かりにくい所もあったかと思いますが、最後まで見ていただいた方、本当にありがとうございます。

要は予約だけとって陸運に行ったらまずは受付して、代書屋さんに記入代行を依頼して、言われた順番で回れば良い、という感じです。

ものは試しで一回やってみても良いかもしれないですよね本当に。

そんなわけでユーザー車検なんて如何ですか?ってお話でした!

では今回はこのへんで!



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コメント

  1. あ・あ より:

    間違えが多い!
    (昨年10月も足立)4月に品川受検したが、
    今は貰えるは貰えるけれど、
    陸事のパソコン(予約確認機)に、
    QRコードをかざせば、
    勝手に記入されたマークシート、検査伝票が発行される!

    自分で整備する気力が有れば、24検も整備記録簿も本人記入で問題無し!
    整備記録簿無しでも後整備!って言えば無整備持ち込み可!

    • hiko-zeijaku より:

      ご指摘ありがとうございます!

      >後整備〜 自分で整備〜
      当然仰る通りなんですけど、ここはひとまず基本的な流れと思って書きました!(記事中にもそう書いてます)。例外については言及していません。そのため、間違いではありません。
      自分で整備する気力があれば〜の話はそれはそうなんですが、24ヶ月点検を実施する必要があるという事実に間違いはありません。

      >今は貰えるは貰えるけれど(書類について)
      じゃあ間違ってないですね。補足ありがとうございます!QRコードの流れについてはありがたく記事中に補足追記させていただきます。

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