S1II / S1IIEが登場した今、あえてMFTを選びたくなる理由
フルサイズが進化しても、MFTの魅力はやっぱり大きい
LUMIXユーザーとして、S1IIやS1IIEの発表はやっぱり気になりました。
スペック的にもすごく進化していて、欲しい気持ちもゼロではないんです。
ただ、いま実は個人的に一番気になっているのが G9PRO II なんです。
そう、「あえてのMFT」。ちょっと懐かしくもあり、新鮮でもある選択肢ですね。
軽快さは正義。持ち出すハードルがぐっと下がる
MFT機の最大の魅力は、やっぱり機動力の高さだと思います。
G9PRO IIはグリップもしっかりしていて、操作感はSシリーズに負けないのに、
レンズ込みでのシステム全体がとにかく軽い。
S5IIXと比べると、気軽にバッグに入れて出かけたくなる感じがあります。
4K120p対応。スローモーションで撮影の幅が広がる
動画面でもG9PRO IIはかなり魅力的です。
4K120pが撮れるので、スローモーションの表現がぐっと広がります。
バイクの走りを流して、さらにスローで仕上げたり、
日常の一瞬をドラマチックに演出したり。これはかなり遊べそうだなと感じています。
ハイレゾショットで中判に迫る描写も
G9PRO IIにはハイレゾショット機能も搭載されています。
三脚を使った丁寧な撮影が前提ではありますが、
うまく使えば中判に迫るような高精細な写真も撮れるのが面白いところ。
軽いシステムでここまでできるのは、やっぱりすごいです。
LEICA銘レンズが手頃に使えるのも嬉しいポイント
MFTには名玉がたくさんあるんですが、
中でもLEICA銘の単焦点レンズが比較的安く使えるのが魅力的です。
25mm F1.4や15mm F1.7、42.5mm F1.2といったレンズたち。
Lマウントではちょっと躊躇する価格帯のものが、手が届くのもMFTならでは。
広角はS5IIXで、G9PRO IIは望遠域で遊びたい
自分の場合、広角域はS5IIXとS18mm F1.8でしっかりカバーできています。
なのでG9PRO IIでは中望遠〜望遠域の撮影に振るのが合っていそうです。
MFTの2倍クロップを活かして、バイクやスナップをキリッと切り取る。
その使い分け、かなりアリだなと思っています。
まとめ:買い替えではなく「追加」で欲しい1台
S1IIやS1IIEはすごく魅力的な進化を遂げています。
でもそれとはまた違うベクトルで、「撮る楽しさ」に応えてくれるのがG9PRO II。
買い替えというよりは、用途を分けて併用したい1台。
そんなふうに思えるカメラって、実はそう多くないんですよね。