トリガー条項の凍結とは?ガソリン代の多重課税問題を解説します

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トリガー条項とは?

ガソリン代が増え続ける中、「トリガー条項 凍結 解除」なんて言われてますが、どういうことなのでしょうか。

そもそもトリガー条項とは一体何でしょうか?

トリガー条項と一口に言っても、単にガソリンに関わる事だけではありません。

トリガー条項とは即ち

一定の条件を上回る、もしくは下回ると発動する様に設定された仕組みの事を言います。

例えば今話題のガソリン価格に関わる部分で簡単に言えば、

ガソリンの価格が3ヵ月連続で160円/リットルを超えると、自動的にガソリン税のうちの暫定税率分である25円/リットルの負担が減り、130円/リットルを下回るとまた乗せますよという仕組みです。

このトリガー条項は実は2011年の東日本大震災の復興財源確保を目的に凍結(暫定税率分を乗せたまま保留)されているのです。

つまりシンプルに増税されたままというわけです。

12年間もの間ずっと。

ガソリン代が高騰する一方で、ガソリン税や消費税も割合(%)で上がるとなると、我々消費者にとっては負担が大きくなりますよね。

そのため”ガソリン販売業者への補助金”ではなく、トリガー条項の凍結を解除してくれと、皆騒いでいるわけですね。

凍結されるとは?

トリガー条項が凍結されると、どのような影響があるのでしょうか?

まず、トリガー条項本来の目的としてはガソリン代の上昇が抑制されることにあります。

凍結とか言うから分かりにくい、みたいなフシがあると思うのですが、とどのつまり、2011年にトリガー条項が発動し、そのまま無期限に暫定税率を乗せたままにしておきますね、となっているんですよね。

この状態をトリガー条項の凍結と呼んでいるのです。

結果として現在、ガソリン代が高騰しているのは、このトリガー条項の働きによるものが大きいのです。

1リットル当たり25円相当の暫定税が乗っかっているわけですからね。

この凍結を解除してくれれば、シンプルに1リットル当たり25円(例:175円/リットルの時)下がる計算になるわけなので、保留(凍結)したままになっている暫定税率を撤廃(解除)してくれたら一気に解決するんです~ってお話です。

それを、トリガー条項の凍結解除!と言っているんですね。

多重課税との関係

さらに、トリガー条項の凍結が多重課税の問題をより大きくする可能性もあります。

多重課税とは、同じ商品やサービスに対して複数回税金がかかることを指します。

例えば、ガソリン税が増えることでガソリン代が上昇し、さらに消費税も割合でかかるという状況です。

これでは、消費者にとっては二重の、且つ大きな負担となりますし、景気にも悪影響を及ぼす可能性があります。

日本国内において多重課税というと酒類、たばこ、ガソリンがメジャーです。

ですが、よく考えてみると、酒とたばこは趣向品なので、辞めていいっちゃ辞めていいわけですよ。

一定の経済効果を無視してよければ、という極論ですけども。

でもガソリンはどうでしょう?

そもそも四輪や二輪が生活の足となっていて、必要不可欠な存在だという方も少なくないでしょう。

じゃあ電気にすれば? と、言いたいのが今の官僚の考えなのかな?とも勘ぐってしまいます。

消費者の怒り

現在の岸田政権は税負担を増やす方向での検討に前向きです。

それが良い方向に還元されているのなら大いに結構かと思うのですが、その話は今回はしません(笑)

今回はこのガソリン代の高騰に対し、とっくにトリガー条項の条件は満たしていて、今までにない悲惨なレベルで価格が上昇の一途を辿っているにも関わらず、ガソリン販売業者への補助金を支給する形で対応してきたんですよね。

それだとやっぱり消費者は体感できないわけですよ。

高騰した~っていう体感はあって、いつから補助金出したのかわかんないですけど、値下がりはしてないですもんね。

当然、消費者は怒りの声を上げる!という流れになりますよね。

ただ、私はこうも思うんです。

トリガー条項の凍結を解除して理論上リッター25円浮くとしても、ガソリン販売業者は値段を下げたりはしないのではないか

と。

つまり単純に25円分の粗利を乗せてくるんじゃないか、と。

多分やりますよね。

原油がさらに上がったんスよwwwつって。

なんとでも言えますからね。

だからここに関しては正直な所、政府も販売業者も信用ならない っていう感想(筆者の)しかないです。

補助金ではだめ?

補助金って結局、税金だとわかっていて支払った上で、それらを再分配しているということに他なりません。

じゃあ、初めからその分減税してくれたら皆さんの手を煩わせませんけど?

と繰り返し言っている状況です。

ではなぜかたくなに補助金対応なのか。

政府の言い分としては

トリガー条項の凍結解除で軽減されるのはガソリン価格のみで、物流の中心にある軽油が対象とならないから

なんだそうな。

一理あるなとも思うわけなんですが・・・

じゃあトリガー条項凍結の解除して補助金も出したらえぇやないか、なんて意見もありますね。

まとめ

さて今回は話題のトリガー条項の凍結だとか解除だとか、なんのこっちゃ!?とお思いの方に向けた記事になっておりますが、いかがでしたでしょうか?

多分このブログを見てくれてる方の中にも関係者の方とかいらっしゃると思うんですけど、気分を害しましたら

お気の毒様です。

でも事実として、物価高騰~といって原油高が背景にあって~

なんて話で、方や給料が上がるわけでもないので暫定税率を取り消してくれ!って言ってもそうはならず

吸い上げた多重課税で補助金出して、ガソリンの販売元の純利益が過去最高とか言われちゃったら

お前さぁwwwww

って誰でも思うわけですからね。

と、ちょっと憎まれ口も出ましたが、トリガー条項と凍結と解除についてでした。

最後までありがとうございました。



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