今回はバイクのナンバーの裏のお話です。
っていうのも以下のようなツイート見かけたのがきっかけです。
で、これから色々と書きますけど、読解力終わってる人にまた噛みつかれると面倒くさいので先に行っておくと
私はこの手法について否定派です
以下、いろんな言い方すると思いますがそこは前提として見てもらって、コメントするならそこはご承知おきくださいね。
裏に車台番号???
四輪の業界のことはちょっとわかりません。
今回はバイク業界のお話です。
先程のツイートにもありましたが、ナンバーの裏側に車台番号が黒マジックで書かれていますね。
添えられたツイートは「これ普通ですか?」というもの。
これですね、何年か前に私がバイク屋に勤めていたときも実はやってたんですよ。
多分ですが、数を売る店や屋号はあるあるだったんじゃないかなと思います。
兎に角一度陸運に行くと1枚や2枚ではきかないほどナンバーを取得して来るのですが、書類と離れ離れになってしまうとパッと見で誰のナンバーなのか分からなくなってしまうんですよね。
で、イチイチ契約書と一緒にされた登録書を確認して〜とかやることになるとかなり煩雑なのです。
じゃあナンバーに書かずに付箋やマスキングテープに書いて貼っておけばいいじゃん!って?
本当それ
なんでナンバーに書いてそのまま納車しちゃっていいよって思っちゃうのか理解に苦しみます。
でもね、これ、最近でもやってるとこ少なくないですよ多分
自分のナンバーを外して確認してみよう
面倒かもしれないですけど、もし、今この記事を読んでいて心配になった方はナンバーを外して見てみましょう。
いやまじで
書いてあったらパーツクリーナーとか使ってこの際消しちゃいましょう!
っていうのも、以下の理由があるから、結構深刻かもしれないんです。
- ナンバーと車台番号が分かれば小型二輪の履歴事項等証明書が取得できる。
- 履歴事項等証明証があれば所有者使用者の情報が取得可能
- 所有権が付いていない状態であればそのまま他人に譲渡可能
ということになるんですよ。
特に履歴事項等証明書はかなりヤバいです。
軽二輪や原付きにはその仕組が無いのですが、それこそ以前に投稿した記事にも書いた、ナンバーだけでも個人情報にたどり着きうる人がいる、というものの精度を上げてしまう恐れもあります。
小型二輪や普通自動車は言わずもがなでヤバいです。
軽自動車は所有者情報も分からないと履歴事項等証明証は発行してくれません(場所にもよるかも)。
ま、普通自動車は封印がつくので二輪ほど簡単ではないでしょうけども、今回は二輪がテーマです。
履歴事項が取得できるヤバさ
陸運の職員はナンバーだけでも代々その車体がどの人の手を渡り歩いてきたかが検索できます。
勿論彼らはおいそれとそれらの情報を開示したりはしないですよね。
システム的なエラーで漏洩とかがあれば別ですが。
ですが、履歴事項等証明証が取得できてしまうとなると本当にヤバいです。
二輪の履歴事項等証明証の取得に必要なのは以下の通りです
- ナンバー
- 車台番号全桁
- 取得しようとしている人の本人確認書類
- 数百円の印紙代(現在or全部で金額が違う)
以上です。
現在や過去の所有者、使用者の情報に至っては一切不要です。
つまり、ナンバーを持ち去って車台番号が書いてあればもう個人情報丸わかりなわけです。
おっそろしいでしょう?
まとめ
序盤でも言ってますが、多分今でもやってる業者は結構いると思うんですよ。
自分の個人情報なんか別に誰が欲しがるものかw
と思う人もいると思うんですけど、他人の名前を使って悪いことをしたい連中にとってはこの上ないツールになりかねないのでぜひ気をつけて見てください。
そもそもナンバー紛失(盗難され)して再発行ってだけでも相当面倒くさいですからね。
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