きっかけと目的
モトブログ動画を撮るとき、X5にインカムのグループトークを録画と一緒に収録したいというのが元々の目的でした。
そこでInsta360のサポートに問い合わせてみたんですが、返ってきた答えは「不可能。方法はありません」。
でもちょっと釈然としなくて、「いや、なんとかならんもんか?」と試行錯誤した結果、無事に録音に成功しましたので、今回はその話題について記事にしたいと思います。
手持ちの機材
- iPhone 16e
- B+COM SB6X
- Insta360 X5
- DJI Mic Mini(2台)
- Mic Air
この環境でなんとかならないもんか、色々な方法を考えてみました。
考えた方法(ボツ案)
① DJI Mic miniを2つ仕込む
自分のヘルメットに口元用と耳元用のマイクを仕込んで、USB-CでX5に直結して録音する方法です。
ただ、機材も準備も煩雑になりすぎるし、「録音できてなかった」なんて事故も起こり得るかなぁと。
走行中に使うのはちょっと現実的じゃないなーと思いました。
② iPhoneアプリで録音して後でMix
iPhoneと6Xをユニバーサル接続して「インカムレコーダー」アプリや「ボイスメモ」で録音 → 後で動画とMix。タイミング合わせを忘れると悲惨ですが、音質は良いかも?
録音自体は確実なんですが、ナビ音声が使えなくなるのが痛い。ナビ用にもう1台スマホが必要になります。
ナビ音声はまぁ我慢は出来ますが、一旦実現したい項目にしておきたいところです。
ひらめき
iPhoneをユニバーサル接続って所でピンときました。
要は、「インカムとして振る舞う」モードですよね。
それなら「X5とB+COMをユニバーサル接続すれば、X5に直接グループトークを送れるんじゃないか?」と思い立ったんです。
家に帰って早速試してみます。
実際の手順
iPhoneと6Xを接続(デバイス1)
- B+COM専用アプリを起動 → ユニバーサルの項目で「レシーブ」に設定。
X5のBluetoothペアリング
- X5側でBluetooth検索を繰り返すと「B6ユニバーサル」が出る → ペアリング完了。
グループ接続
- 自分の6Xと妻の6XをB+LINKで接続。
録画開始!
- そのままX5で録画 → 会話も直録りされるのでは。
結果
- 録音成功!
- 音質はAMラジオ級。会話としては問題なく聞き取れるレベル。
- 風の影響で「パツ!パツ!」というノイズリダクション特有の音が時折入る。
→ マイクの位置にちょっとしたマフを付ければ軽減できそう。
実際のテスト環境
- 宅内テスト:問題なく録音。ただし軽いパツ!パツ!というようなノイズあり。
- 市街地走行テスト:問題なく録音。パツパツいうノイズは多くなるが、会話は明瞭に収録できた。
- ナビや音楽:普通に使えた。自分の耳には聞こえるけど、グループには割り込まず、録音内容には影響なし。
他の方法との比較
- ① DJI Mic mini …確実だが煩雑&走行中は非現実的
- ② iPhone録音→Mix …録音は確実だが編集が必要&スマホ2台体制
👉 今回の方法は、既存の環境だけで、しかも「不可能」と言われていた録音ができたのが大きなメリットです。
まとめ
- サポートに「不可能」と言われたX5でのインカムグループトークの録音、ユニバーサル接続を利用することで成功しました。
- 音質は完璧ではないですが、実用には一旦十分。
- 既存環境だけで解決できるので、同じ悩みを持つ人にはぜひ試してほしいです。
- なお、実際の録音サンプルはYouTubeで公開予定です。記事とあわせてチェックしていただければ、実際の音質が分かると思います。
最後に
色々と我流でやってみましたが、むしろ”こんな方法でやってるよ!”みたいなのがあれば、ぜひコメントで教えていただけたら嬉しいです。
それでは今回はこの辺で!