最近はバイクブームも落ち着き、とりあえずツーリング!ってやってた人たちの中から
よりよくバイクの写真を撮りたい〜という言葉が見られるようになりました(私の周りだけかもしれませんが笑)
やはりそんな中で出てくる単語が
一眼欲しい
で、なぜか
予算は3万
になっているかと思います😂
断言しますが、3万でマトモな一眼セットは正直厳しいです。
じゃあこれからカメラを買って写真やってみたい場合、何買ったらいいかわからねぇぜ?
パッと取り出してパッと撮れるサブ機欲しいけど悩む・・・
って方がいらっしゃったら、一つの選択肢としてご参考いただけましたら幸いです。
ではどうぞ!
まずは結論
先に私のおすすめ言っちゃいます。
レンズ交換式ではなく
高倍率コンデジのSX50HSです。
特にこの機種を持ち上げたのは、価格と性能のバランスが恐らく現状最強クラスかなと思ったのが理由です。
なにせ、中古で3万円です。
予算があるならより新しいSX70HSが中古で6万位なのでそちらもおすすめですが、6万になってくると目的が絞れてからでいいかなって思うんです。
実際は高倍率コンデジなら何でもいいっちゃ何でも良いんですけど、
かなりザックリ言うとこれで撮れないものはあまり思い浮かばないので、一先ずぜひ最後までご覧ください。
焦点距離に隙がない
当然1番の武器なわけなのでそれはそうなんですが、改めてやはりこれはすごいなと思うのです。
高倍率コンデジは、スマホ並みの広角から月がバッチリ映る程の望遠までをカバーしたものもあります。
超望遠で月もクッキリ
例えば今回ネタにしているSX50HSでいえば24〜1200mmとなっていて、普通の広角でいう28mmと比べても少し広い所から、月のクレーターも映る程の望遠までが使えます。
4Kまでトリミングしてはいますが、スマホで撮った月と比べてみてください。
広角側も24mmなので、例えば精進湖の湖畔で富士山のリフレクションを入れながら星空、というのもいけちゃいます。
明るさ的にF3.5なので少し暗めだなとは思いますが、星空も撮れない事はないです。
望遠の魅力、圧縮効果
また、これだけ画角の幅があると言うことは、それだけ背景の大きさを選ぶことができると言うことです。
望遠側になればなるほど「圧縮効果」と言って、手前から一番遠くに映るものまでがギュッと圧縮され、遠くのものがとても近くに見える現象が強まります。
例えば以下の写真は埼玉県某所のスーパーの屋上駐車場から撮影したものです。
物凄く富士山が近いように見えませんか?
もう一度言いますが、埼玉県某所のスーパーですので、肉眼では富士山だと認識できる程度の大きさしかなく、スマホで撮ると全然存在感が出ません。
ちなみに、上の写真は300mm相当で撮影しているので、Maxの1200mmまでかなり余裕があります。
だから、車の大きさに対してもっと大きく富士山を入れたかったら、もっと下がってズームインしてあげれば良いし、もっと小さく入れたかったら一歩前へ出てズームアウトしてあげる事もできるんです。
車の写真と同じ場所から撮影。
Maxまで行くとこの場所では車を入れる事ができなくなりますが、思ったように大きさをコントロールできるのが高倍率ズームレンズの強みです。
WordPressのプラグインのせいで少し画質が荒くなっていますが、実際どうですか?
強過ぎませんか?笑
ホットシューが付いている(中級者向け)
このSX50HSを例にして言いますと、ホットシューが付いています。
何それ?って方も一応読んでいただきたいのですが、外付けのフラッシュが使えます。
フラッシュ要らん要らんwwwって思うかもしれませんが、これは中級者になるには必須項目です。
これをサブ機にしてる方は、これでライティングやれって訳ではないので誤解なきよう😂
ちなみに私が写真で気をつけている事を語る記事では毎回ライティングの話が出てきます笑
・例えば逆光の時に被写体を明るくしたい
・曇りの日に光の濃淡を作りたい
そんな時には外付けのフラッシュがあると戦えます。
つまり、ホットシューが付いたこのカメラは、一眼カメラばりに戦えると言う事です。
もうエントリークラスの一眼じゃなくても良いでしょ?
ここでお気に入りの設定(レンズの性能とかブラケット撮影させたいとか)を見つけて、一眼にステップアップしたら良いと思うんですよ。
中古で3万ですよ?
また、サブ機で迷ってる方は、下手にマウントやレンズ増やしちゃうよりずっと早いと思いませんか?笑
サブはAPS-Cで〜とか言ったってAPS用のレンズもまぁまぁお値段しますでしょ?
サブ用の単焦点とかも欲しくなってきて、目的が迷子になるんでしょ?(経験談😂)
バリアングル液晶とファインダーの双刀
この機種はまず背面液晶がバリアングルです。
好みは分かれるらしいのですが、私はバリアングル好きです。
使わない時は液晶を畳んで保護できるからです。
普段は基本ファインダーを覗いて撮影しています。
年式的にお世辞にも綺麗なファインダーとは言えませんが、集中して撮りたいというニーズは十分満たしてくれます。
ラグも言うほどないです。
一眼カメラでもファインダー無しにしてコストダウンさせている機種はいくつもある中で、こちらはしっかりとファインダー付きです。
背面液晶も特に綺麗ってほどではないですが、ちょっとプレビューとかする位なら全然OK
Mモードにした時の絞り値やSS、露出計も見易い配置でGoodです。
使いやすそうでしょ?
実際かなり使いやすいです。
グリップが深いのにコンパクト
一般的な一眼カメラと同様に、深目のグリップが付いています。
その為、しっかりとカメラをホールドできるので、撮影に集中できるんですよね。
しかもレンズ込みでボディが男性の掌サイズなので、バイクツーリングの時、バッグにちょっと入れておく〜ができちゃうんですよ。
手が小さい方にもすごいオススメです。
RAWで撮れる
これも大きいです。
RAW撮影ができるので、私がよくやる、「LUTを当てる〜」とか、「作成済みのプリセットを当てる〜」ができます。
RAWで撮っていつも使っているプリセットを当てたもの。
わかりやすいようにマスク処理はせずに吐き出しました。
ダイナミックレンジが違うのでフルサイズ機と同じにはなりませんが、狙った仕上がりには限りなく近づける事ができます。
RAW現像できるってのは非常に強いので、まずはRAWで撮ってあとで明るさやホワイトバランスをいじるとかプリセットを何か当ててみるって所から始めてみるのがおすすめです。
ちゃんと撮れてるな、と思っても、です。
元来、フィルムの現像だってちゃんと手を入れてやられて来た歴史があるんですし、パッと撮ってジャブっと現像液通してハイMAX最高!なんて訳がないので、ガヤのノイズは無視しましょう。
やらなくてもRAW現像やるより良い写真撮れるし!って思うならJpegだけで良いですけどね。
撮りたい写真を撮るために必要な知識が身に付く
焦点距離
まずは焦点距離(画角)でいうと、背景と被写体の大きさをどれくらいで収めたいのか〜がわかってくると、寄って広角で撮るべきなのか、引いて望遠で撮るべきなのかが掴めて来ます。
もっと広く撮りたいとなれば、一眼には超広角レンズを最初に買い足せば良いと言うことになります。
また、標準域(〜60mm)と望遠域(80mm〜)で撮り比べ、被写体の写りがどう違うのかと、目が肥えて来ます。これが大事です。
Mモードで三要素を学ぶ
SX50HSで言うと絞りはF3.5〜8までしか絞れないので、あまり幅がないなぁと思うかもしれませんが、最大値でF3.5なので、背景をぼかす事も可能です。
同じ設定値でもボケるボケないの具合を被写体との距離でコントロールする事ができるようになります。
また、手振れ補正が付いている機種でもありますが、シャッタースピードが被写体ブレをしやすいスピードとか、手ブレしちゃうスピードとか、どうやったらSSが稼げるかとかが学べます。
ISOも自分で調整できます。オートでももちろんOK。背景のぼかし具合と被写体ブレしないSSを決めて、ISOを固めてやるとパリッと撮れてきます。
過不足が見える
この機能はいらないな、こういう機能欲しいな
そういった部分が見えてくると凄く良いですね。
例えば
- 手前から一番遠くまでピントの合った写真が撮りたい(パンフォーカス)からフォーカスブラケット撮影ができる機種が欲しい
- 星を撮りたいから特化した機能が欲しい(星空AF、撮影結果プレビュー、フレーミング)
- バイクの流し撮りがしたい(被写体認識AFでバイクがある、内蔵ND機能)
- 内蔵の手振れ補正が必要か?(ボディorレンズ、もしくは両方)
とかでしょうか?
そうなってくると、次のステップアップ先が明確に見えて来ますよね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
もう一度言いますが中古で3万です。
一眼をメインで使っている私が、これ一台あればとりあえず良い
と言ってしまう程のものです。
これからカメラ始めたい〜
って方
3万円の予算で行けますよって意味でももうSX50HSしかないと言っても良いと思います。
ご参考いただけますと幸いです。
では!
コメント