バイクの撮影は多くの場面でAPS-Cが良い説

カメラ

先日センサーサイズ論争が珍しくTwitterのトレンドに上がり

今までより激化しましたよね😂

私はキヤノンのフルサイズ一眼レフ、フジX-H2、Leica D-Lux7を持っていて、メインはX-H2です。

X-H2買ってからフルサイズを持って歩く意味がなくなったというか・・・

正直○○じゃなきゃ駄目!撮れない!みたいな意見には微塵も賛同できないんですが、バイクの撮影に於いてはどうなんだ?っていう部分で、私なりに思っている事を記事にしたいと思います。

まずは結論

タイトルにも書いちゃってますけど、APS-C機が向いてるかなって思いますね!

どうしてもスペックで語るのなら、私の場合はセンサーサイズよりも手ブレ補正の強さやRAWのbit数の方が大事かなと思います!

ではそう思う理由について詳細を書いてまいります。

フルサイズに比べてボケにくい

良く言われることですよね〜。

実際同じ画角(フルサイズ換算の焦点距離)の場合、やはりフルサイズの方がよくボケます。

レンズの実焦点距離が望遠であればあるほど、また、被写体と背景の距離に差があればある程よくボケますよね。

例えばフルサイズで50mmの画角で被写体との距離感がちょうど良い場合、APS-Cだと33mmの実焦点距離を選ぶ必要があるし、マイクロフォーサーズなら25mmを選ぶ必要があります。

すると当然ながらフルサイズの方がレンズの実焦点距離は望遠になりますから、よりボケ易いということになります。

フルサイズ一眼で撮った写真。

撒き餌レンズと呼ばれる50mmF値1.8の開放で撮ったものです。

マイクロフォーサーズ(M4/3)で撮った写真。

実焦点距離は34mmでフルサイズ換算70mm。

換算距離だとより望遠のハズですが、奥のボケ方がまるで違うのがお分かりいただけると思います。

じゃあこれはデメリットなのか!?というと、必ずしもそうとは言えないんですよね〜。

同じレンズを双方に付けた場合、より望遠になるのにF値は変わらない(同じ明るさである)

というのはすごく強いメリットを含んでいます。

被写界深度を確保できる強さ

私は割りと見せたい部分以外はボケちゃってもいいか、と思っちゃうタイプなのであれなんですがw

例えばバイクの写真で言うので、当てはまらない被写体もありますのでご承知おき頂いてお付き合い頂きたいのですが

バイクを少し斜めにして置く、という配置で撮る場合、バイクのヘッドライトからテール位までピントが合っているとカタログっぽい写真になります。

当然そうするためには、画角にもよりますがF7.1とかF8みたいに程々に絞らなければいけなくなります。

ところが、APS-C機やM4/3だとF4やF5.6で十分ピントの合う範囲を確保できちゃったりするわけです。

という事は、多少現場が暗くても、絞りが開いている分露出は得られるわけですから、シャッタースピードをより速く切っても大丈夫、という事になります。

もしくはISO感度を下げる、とかね。

SSを上げれば手ブレはしにくくなり、ISOを下げれば画質は向上(高感度に比べて)しますから、打率も上がるんですよね。

そもそも手ぶれ補正って今どきのAPS-C機だとレンズ協調7段分とかよく聞きますもんねw

この辺はフルサイズよりもAPSとかM4/3の方が強い傾向にありますね(Z8でレンズ協調6段、OM-1で協調8段)

ボディ内補正入ってる機種はちょっと値段張ってもそっち選んだほうが幸せだと思いますよ。

暗所には弱くない?

いや、同じ画素数での比較なら理論上ノイズ耐性で有利なのは大きなセンサーの方が有利。

しかし、ちょっと考え方を変えてみます。

上の章でもお話した通り、同じ画角やF値でもしっかりバイクに深くピントを合わせつつ、シャッタースピードが稼げるという事は、手ブレがしにくいんですよね。

これは望遠を使うときにもそっくりそのまま有利に働きます。

かつ、手ブレし易いかし難いかという分かれ目は

”1/実焦点距離”秒

50mmレンズの手ブレし難いシャッタースピードの基準は1/50

なんてよく言われます。

ですがフルサイズ換算50mmのAPS-Cレンズは33mm

つまり1/30まで手ブレし難いということです。その差0.5段1〜2/3段分。

そこそこ暗くてもシャッタースピード1/30で切れれば、ISO800で全然撮れちゃう事が多いですよね。

で、更に!ですよ。

写真やるならLightroom(LightroomClassic)は使う事になる人がほとんどだと思いますが

最近追加された新機能のAIノイズリダクションがマジで凄いんですよ。

だから、ISO800で足りないという方は6400とかまで上げちゃって全然大丈夫。

帰ってからRAW現像でAIノイズリダクションしたらもう全く問題ないです。

6400までISO挙げられるなら絞りの自由度も少し上がります。

もうこれに関してはセンサーサイズによる違いは無くなったと言ってもいいと思います。

あと夜でもフラッシュ使えるようになるとISOなんかせいぜい400、暗いレンズ使ってる時でも800までしか上げませんが、手持ち撮影ほんと余裕。

フラッシュに関してはセンサーサイズに関係なく使えるようになっておいた方が良いって皆言いますね。

RAW現像はするべきとすると

これ、大事だと思うんだよな〜・・・

センサーサイズ議論(笑)で全然話題に上がらなかった、というか

12bitと14bitの2種類があるってどのくらいの人が意識してるだろうかって感じでもあるんです。

OM-D E-M1初代のRAW

X-H2のRAW

私もFujiにマウント変更する時に、Fujiの販売員さんに聞いても答えられなかった位なんで、別に分からなくて恥ずかしいとかいうことでは無いだろうと思いますが

この12と14でそんなに違うのか?

って話ですよね。

ちょっとググってみると、露出の違いがある位〜なんて言ってる人もいるんですが・・・

結構これが変わるんですよ

特に夜の撮影の写真をRAW現像しようぜって時に

14bitの方が現像耐性あるんですよね。

なんというか、ハイライトとシャドウが極端なシーンでシャドウを持ち上げたり

ハイライトを白飛びしないように露出を落として後から全体の露出を上げた時

なんかに、12bitのRAWだと全体的に緑色になっちゃったり、あっさり破綻するんですよ。

さっき上で貼った写真も見比べてみるとM4/3で撮った写真の方が緑被りしてるのがお分かりいただけると思います。(WBは合わせています。)

そこが結構私としては重要だと思っているので、センサーサイズが大きかろうとRAWのBit数が低かったらダメっていう感覚で見ています。

言っても最近の一眼はどれも14bitじゃないかと思うんですけどね。

古い一眼とか買って練習しよう!って人はちょっと調べてみたほうが良いんじゃないかなって思います。

まとめ

長々と書いてきましたが、結論でも書いた通り、どちらかというとセンサーサイズによるノイズの出の違いが大差なくなってきた事を踏まえると

APS-Cはすごく良いんじゃないかなって思うんですよね。

対応レンズも多いですしね〜

私なんかはキヤノンのEFレンズをFuji Xに変換してたりするんですが、フルサイズ用も安く手に入るEFマウントだし、そのレンズの中心部分、一番美味しい部分を使って撮れるっていうメリットもあるし

なにより普通にXマウント用(APS用)レンズってフルサイズに比べれば安くてコンパクトだったりするので、変にフルサイズの機種で大三元とか持っていくのと比べて強みが多いかなって思うんですよね。

特にバイクで行こうってなると荷物の圧縮は課題ですしねw

こないだ長野行ったときなんかTAMRONの便利ズーム一本だけですよw

便利ズームw と侮る事なかれ

そんなこんなですが

バイクの写真を撮るなら、バランスを考えてフルサイズよりはAPSやM4/3が良いと思う!

というそんなお話でした。



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