Fujifilmのカメラの選び方がややこしい話

カメラ

お疲れ様です。

今回はカメラのお話です。

以前より筆者はカメラが好きでバイクの写真を撮って遊んでいると記事にしてきましたが

その中で現在の愛機X-H2に辿り着き、カメラ活動がとても充実しています。

ホンダのバイクSNS公式アカウントの公式写真にも3回ほど私の写真が使っていただけたり、去年はヤングマシン誌のヤンマシ写真部にも11開催中8回掲載され、今年も今の所4月発売分まで皆勤です笑

本当富士フイルムに鞍替えしてからというもの、ようやく撮りたいように撮れるようになってきました。

そんな敬愛して止まないFuji機が、バイク撮影にすごく向いてると思うんだよ!って広がってくれたら嬉しいと思う反面

Fuji機ってどれを選んでいいか分かりにくい節があるので、そこをちょっと私なりに書いてみたいと思うので

ご興味がお有りの方は最後までお付き合いください!

ちなみに今回はミドルクラスまで(フラグシップ手前まで)+変態さん歓迎までのお話です。

エントリー機、無くなる

いきなり暗雲立ち込めました。

そうなんです。

Fujifilm機にエントリー機の現行型はなくなってしまう予定です。

Fujiにはもともとエントリーの考え方が2つあったように思います。

一つ目はこれからカメラを始める方にFujiのカメラとは!と慣れ親しんでもらう為のカメラ。(本来のエントリー)

こちらはX-E○シリーズがそれにあたります。

X-E4公式ホームページ

シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルがついていて、絞りはレンズで操作する前提。

この操作系に慣れすぎるとこの路線しか使えなくなります。

これがとっつきにくくて他社からの乗り換えが少なかったというのは実際あると思います。私もそうだったし。

しかしFuji機を古くから使っている人は、普通のカメラだなっていう操作系を嫌い、マイノリティな自分カッコいい!みたいな発言をして必要以上に周りから嫌われています

楽しそうで何よりです。

さて、E4の外観は大変可愛いデザインでありますが、そのままではグリップのホールド性が良くないので後付グリップを付けて使うのが割と好まれています。(木製グリップとか超可愛い)

性能に関しては、ボディ内手ブレ補正はありません。暗いところは素直に三脚を使うか、無理な場所なら画質を犠牲にしてでもISOを上げて撮るしかありません。

明るい時間にしか撮らないなら、コスパがとても良いです。(画質が当時の上級機と同じだった)

デザインも操作系もライカっぽいですね、とても。強く意識しているんでしょうね。

ライカっぽいというかQ2っぽいですよね。

Fujiにはそういう意味ではQ2そっくりなコンデジX100Vがあります。

コンデジですからE4と違ってレンズ交換できないので、立ち位置的にはむしろちょっと玄人向けだったりします。

ってか高っけぇ!今改めて値段見てびっくりした

どうせ35万出すならローン組んででもQ

ライカっぽいと言いながらX-E4はチルト液晶を採用しているので、ローアングル撮影や自撮りにも便利です。

残念ながら現在は新品で購入できません(流通在庫を除く)。

そしてもう一つは、他メーカーで既にカメラは触っていて、Fujiに乗り換えをしようとしている人向けのカメラ。(ゲートエントリー)

こちらはX-S10がそれにあたります。

X-S10公式ホームページ

画質はX-E4同様、上級機種と同じ画作りです。

この機種はエントリーという言葉よりゲート機(ゲートエントリー)という方がしっくり来るカメラで、いわゆる中堅機にあたると筆者は思っています。

X-E4と違い、ボディ内手ブレ補正が内蔵されており、レンズの手ブレ補正と組み合わせれば手持ちでSS2秒くらいまでならブレなしで撮れちゃいます。

(↑手持ち0.8秒。ボディ内手ブレ補正のみ)

あと動画も結構イケるので、Fujiのフィルムシミュレーションで動画〜とか興味があるならこちらがオススメ。

操作系はカメラの前面と背面にダイヤルがついており、絞りとシャッタースピードはそれらで操作します。

ISOは固定にするか上限設定しておいてあとはオートISO、とかで運用が無難ですからほとんどいじりません。

いわゆる普通の一眼カメラの操作系です。

当然それが合理的でありストレスフリーです。

たまに古参Fujiユーザーが「露出補正ダイヤル無いとか使いづらすぎるwww」とか言うんですが、そんな素っ頓狂な戯言は無視が一番です。

なぜなら、絞り・SS優先オートの時、片方のダイヤルは露出補正ダイヤルに切り替わるのが普通です。

彼らは”マイノリティな俺カッケー選ばれし民カッケー”をして積極的に友達を無くしたいだけなのです。

「フルオートで撮るのがメーカー理想の写りで〜」とか分からないわけではないんですが、

撮りたい画が自分の中にある人にとってメーカーの理想など関係ありません。

Fujiの画作りが好きで、沢山撮って練習して行きたいと思うのならX-S10等の一般操作系の機体がオススメです。

しかしながらコチラも終売間近。

後継の噂はあるので、完全に無くなるわけではなさそうですので期待ですね!

富士フイルムXシリーズの次の新型カメラは「X-S20」?

ミドルクラス

コレは今やX-T5だけになってしまいました。

X-T5公式ホームページ

最近出たモデルです。

じゃあミドルはこれ一択かと言うとそうでもなくて、Xシリーズのフラグシップ機であるX-H2(少しだけ高い)と悩んじゃう!違いが分かりにくい!と話題沸騰中です笑

正直ココが書きたくて記事にしているフシがあります😂

ちょっとココからは分かっている人向けになっちゃうので難しい単語出てきます。

分からないとこあったらコメントいただければ幸いです。

基本スペックはセンサーやシャッターメカを始めフラッグシップのX-H2と共通で、吐き出される画も全く同じ。

シャッタースピードの最速値(1/80000秒)とかも同じだけどもはや意味をなさなすぎてどうでもいいレベル。

じゃあ何処が違うのかって言うと以下の通り

X-T5X-H2
ファインダー約369万ドット約576万ドット
操作系軍艦部ダイヤルによる前後ダイヤル
サブ液晶なし右肩部
背面液晶3軸チルト184万ドットバリアングル162万ドット

細かいとこもうちょっとあるかも。

で、一番影響ありそうなのが外観の違いによる操作系の違いです。

軍艦部ダイヤルっていうとX-E4でも語ったFuji機の古くからの操作系ですね。

で、この機種に関して言えば前後ダイヤルも付いているので、独自型、一般カメラ型のどっちでもイケるっていう操作系になってます。

どっちで癖付けるかは自分次第ってことですね。

あとは実際に実機見て比べてほしいのは液晶とファインダー。

ファインダー(EVF)って高精細にするとコストが跳ね上がるらしいのでこういう違いなんだと思いますが

ファインダーは人によって両機の差の感じ方が変わるって事(シャドー部に影響出てる?)と、背面液晶の使い勝手を確認してみて欲しいです。

バリアングルとチルトだとだいぶ使い勝手が変わります。

この辺はよくスチルメインならチルト(X-T5)で、動画も撮るならバリアングル(X-H2)が向いていると言われますね。

実際そうなんだろうと思うんですが、慣れるとあんまり関係ないかもしれません😂

筆者は基本がファインダーでロー・ハイアングルの時と動画を撮るときにしか背面を開きません。

むしろ使わない時は閉じて保護できるというメリットもあってバリアングルはバリアングルで十分万能かなと。

そうなるとファインダーの品質優先で良いかな〜とも思います。

ファインダーの違いが気にならないならX-T5が良いかもしれないですね。

X-H2でさえ美麗と感じた背面液晶もT5だとより緻密だし。

筆者としてはT5の方が見た目が好みです😂

あとT5だとグリップが浅いので、後付のグリップ付けたりしてもカッコいいです。

木製グリッp(以下略

余談〜変態への誘い〜

X-pro3

以上です😂

いや、コレ多くを語る事あるかなって感じですがあえて・・・

見た目が気に入ってそれがモチベになるタイプの人なら悩んでる時間なんか無いからとっとと手にしたほうが良いカメラだと思ってます。

合理的とか直感的っていう言葉の対局にあるカメラだと思ってます。

ライカでいうMシリーズみたいな。

ズームなんかで焦点距離を変えるな!

画角はなんとか判断して単焦点で切り取れ!

AFはしょうがないから付けておいてやる!

背面液晶必要なザコおる?www

っていう感じ?😂

正直な所、万人に対して最初のカメラにオススメかっていうと絶対にそんな事無いんですけど、既にFujiのレンズ資産もっててライカっぽさ味わってみたいとかって言うならすごい魅力的だなぁって思います。

ライカMとか純正レンズ付けて新品で買ったら3桁万円超えますもんね。

だからX-pro3は良くも悪くも後戻りできる価格だしって意味で、買ったあとすぐ投げるかドハマリするかの二択なカメラっていう印象がすごい強いです。

格安スマホより遅いAF、大きくて重たい鉄の塊感、熟考して一枚を撮れと言わんばかりの不便な操作系、使う人によってその全てがアイデンティティに変わるカメラ

あ、ちなみにプアマンズライカとか言われる事が多いようです。

私は別にそれを見ても蔑称とは感じないですけど、気になる方はうまく耳を塞いでください。

X-proを愛するということはそういう清濁を飲み込んで生きていくということです。

まぁ、私自身の感想ですが、ライカがなぜ高額なのかって分かってればどうだっていいことだし、それだけあのクオリティに迫る大量生産品を国産カメラで使えるって凄いことだと思ってます。

ってかカメラ界隈ってプアマンズ○○ってよく聞くなぁ。

昔からこの界隈はマウンティングのバーゲンセールだったのかもしれないですね。

いや、それだけ値段以外の違いが分かりにくい(好みによる)ということでしょうか?

筆者のオススメ

ひとまず予算とかあると思うんですけど、大体最初はみんな軽く考えてて

「3万くらいで〜素人だから安いやつで良くて〜」って言うと思うんです。

でも筆者の場合はちょっと考えが違っていて、カメラを買うその先の事を大事にしたいと思っています。

例えばフルオートだけで満足したいのか、ちゃんと3原則とか学んで重目の趣味として行きたいのか、という所。

前者だと今Fujifilm機で勧められるのって無いんですよね・・・

強いて言うならX-E4でフィルムシミュレーションも含めて全部オート!とかがせいぜいかなといった具合ですが・・・

ちゃんとやろうっていう事であれば、今からならX-S10が良いかなと思います。

やっぱり自分がどうやるとどういう写真が撮れるのかって分かってきてからが楽しい、っていう趣味だと思うので、エントリーコンデジ機によくある

ボケコントロールモード(ボケない⇔ボケるみたいな表現)

これだと何が要因でボケてるのかが分からないじゃないですか。

被写体との距離がこのくらいで焦点距離がどれくらいだから絞りをあれくらいにして撮ろう!→もっとこうしてみよう!みたいな試行錯誤になっていかないと続かないと思うんですよね。

あえてカメラで撮る、撮れるようになる楽しさ、やっぱり理屈ありで身につけて行くとより一層味わえると思うので、X-S10がオススメです!

まとめと自分の成長とSNSでいいねの数

だいぶ長くなっちゃいましたが、もし最後まで読んでいただけた方がいらっしゃったらお付き合いいただき本当にありがとうございました。

何度か似たような記事は書いているし、バイクライフブログだって言ってるのに、当ブログをご覧いただいてカメラ買ってる方も結構いてびっくりしているんです😂

実際カメラって楽しいですよ(主観)

ただやっぱり私が最近感じるのは、SNS時代に自分の成長ってどうやって判断するの、ってところです。

わかりやすいところでいうといいねの数とかRTの数とかあるんですけど、これってでも私はあまり参考にならないかなと思っています。

いいねが多い写真は良い写真も多いが、良い写真全てにいいねが多いという事は無い

という事はまず頭に置いたほうが良いのかなと思っています。

言い方を変えると、どんな写真でもフォロワーが多ければ良いねの絶対数は多くつくに決まっている

って事ですね。

いいねの絶対数って投稿者の影響力(=フォロワー数)に大きく依存するので、絶対数じゃなくて割合で見てモチベーションにして行くのが良いんじゃないかなぁと思います。

たとえばフォロワー3000人でいいねが150だったら5%です。

500人程度でも50いいねなら10%

どっちが評価されているかなと比較するのであれば割合の方が現実味があると思います。

プロカメラマンの写真とかも無料で観られる時代じゃないですか。

プロよりいいねの数が多い”なんてことない写真”なんてごまんとあります。

良いと思ってもいいねする文化がない人もいるし、見たよっていう栞感覚でいいねする人もいる。

いいねの数ばっかあんまり気にしすぎてもツマラナクなっちゃいますから、自分がどういう写真が好きなのかなって沢山見て、撮って、違いは何処かって研究していくと、写欲が落ちる事なく続けていけるんじゃないかな〜と個人的には思っています。(もちろんモチベは人それぞれですが)

いいねの絶対数も欲しければいっそフォロワー増やしに一回力入れちゃうっていうのも手だと思いますけどね😂

あ、これは私の完全な主観ですが、

”○○いいねありがとうございます”っていいねの数カウントする人ちょこちょこいるじゃないですか

あれ見ててなんだか共感性羞恥が働くんですよね・・・

凄い写真撮る人でこれする人見たことないから、きっとそういう事なんだろうと思ってしまいます笑

そもそも写真が上手かったらなんなんだっていう趣味の世界の話なので、肩肘張らず、これからも目を肥やしていきたいと思っています。

では今回はこの辺で!



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コメント

  1. まるくん より:

    カメラ歴40数年のおっさんです(笑)
    昔、昔はフジのカメラはフジカブランド出ないかな一眼レフ出していたけど、鳴かず飛ばすの不人気カメラだったなぁ。殆ど見掛けなかった。だけど今は下手げな老舗カメラメーカー押さえて堂々した地位占めて居ますね。
    自分も初期のHX-1 pro2 使って、今はGFX で一通り揃えた。 広角の20-35も良いが、望遠の100-200の素直なボケ、キツ過ぎない切れ、空気感 堪らなく好き。(笑)
    フジは上手くレンズの味付け揃えて居ると思う。(笑)

    • hiko-zeijaku より:

      大先輩!コメントありがとうございます!
      フジカありましたね笑
      レンズは持ってましたw

      仰る通りだと私も思います!
      味付けが揃っている感じ、本当にそう思います!!!

  2. ひろ より:

    X-T5買おうと思ったら、X-H2の方が安かったのでH2買いました!使いやすくて最高です!

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