ワゴンRスティングレーの足回りの異音

K4

今回はワゴンRスティングレー【MH23S】ネタです。

ちょっと前から気になっては居たものの手は付けていなかった足回りの異音

ちょっとしたピッチングでゴトゴトという音です。

原因はアッパーマウントとスタビリンクだろうと思ってはいた上で、これは直さねばなと思っていたのですが

そこまでやるならサスペンション(ショック)ごと交換してしまおう!

という事で今回の記事です!

交換したショックはKYBのローファースポーツとサスペンションスプリングのセットです!

簡単な感想も述べているのでぜひ最後までお付き合いください。

サスペンションキットで悩む

アッパーマウントとかはどうせ選べやしないので、パパッと買い物カゴへ。

まずはどこのサスペンションキットを使用するか思案します。

乗り心地の観点から車高調は今回は検討から外します。

良いよ良いよとは言われても車高調は純正形状ほどの乗り心地を確保するとなると相当高額になります。

なので、今回は純正形状のショックアブソーバーから選択します。

そこで思い出したのが、ずいぶん昔になりますが、RSRのダウンサスとKYBのローファースポーツを使ったことがあったな、という事です。

車体は日産ステージア。

その時も車高調にしたくなくて選んだんです。

まぁ、街乗りにしちゃ硬いなとは当時思ったんですが、しばらく走ると慣らされたのか慣らしたのか具合がかなりよくなったんですよね。

そんなことが過去にあったので、今回はKYBから選んでみるか!と調査を始めます。

スプリングは純正をそのまま使うならNew SR Specialがあります。

色んなレビューを見ると、とにかく硬くて突き上げがきついと。

昔の製品を知っていると俄には信じ難い意見だったのですが、確か純正より5%ほど減衰圧が上がってるだけではなかったかな?と。

5%で突き上げってそんなに!?と驚くばかり。

で、サスも変えるなら適度に下げたいねって事であればローファースポーツのLKITがあります。

New SR Specialで突き上げがきついならローファーはもっと減衰圧高いけどどうなんだろう?

とビビり始める筆者。

でもローダウンサス向けのショートストロークであるという仕様と、サスセットの価格的な魅力にどんどん負けていきます😂

過去の自分が感じた「良いじゃん」を信じて行ってみよう!と思い、今回はローファースポーツのLKITをチョイスしました。

必要なもののリストアップ

  • アッパーマウント
  • ショックアブソーバー
  • サスペンション
  • スタビライザーリンク
  • スプリングコンプレッサー

さて、サスの交換に差し当たり、他の必要なものはこんな感じですね。

アッパーマウントは新車でもなければ絶対に変えた方がいいと思います。

理由は後の作業風景でお話しますが、概ね大体の車体において傷んでることが多い部品だからです。

バンプラバーですが、ローファースポーツとLHSのセットならまぁ変えなくても全然平気です。交換が必要な車種には専用品が同梱されるようです。

それでも気になる方は純正品とか発注して一緒に変えてしまうといいと思います。

RSRとかエスペリアみたいにガツンと車高が下がるタイプのスプリングと組み合わせるなら新品のバンプラバーを買った方が絶対いいです。

私は今回は説明書通り、純正をそのまま再利用しています。

あと、面倒ならアッパーマウントとサスペンションスプリングの間に挟むプレートがあるんですが、それも一緒に買って仕舞えば事前に全部組み込んでAssyの状態で組み付けできます。

それでは、使用したそれぞれのパーツは以下に纏めます。

事前にフェンダーの隙間を測る

ではでは実作業です。

慣れてれば全部で1時間もあれば、って感じの作業です。(ただしノントラブルとする)

先述の”Assyの状態で組み付け”できればもっと早いでしょう笑

まずどれ位車高が下がるものなのか、作業前にフェンダーの隙間を測っておきます。

ザックリ90mmくらいですね。

リアは誤って写真を削除してしまいました。すみません。

確かリアは110〜115mmくらいだったと思います。

あまり下がる部類ではないものの、ローダウンサスですから

どれ位下がるものなのか楽しみですね!

実作業

アッパーマウントの劣化

では作業です。

どっちからでもいいですが、今回はフロントから行きます。

ボンネットを開けて、アッパーを少し緩めます。

左Fはコンピュータの下に隠れています。

そのままでも外せますが、ネジを外して避けてあげた方が作業は楽です。

で、ここで見ていただきたいのがアッパーマウントの劣化具合です。

隙間が空いているのがわかりますでしょうか?

こうなるんで新品をおすすめしたわけです。

大体このアッパーマウントの隙間が大きくなって、スタビリンクも寿命迎えてのダブルパンチで足回りからの異音が発生します。

あとハンドルの切れ味が左右で異なってきたりします。(左右で重さが違うとか)

これも今回の作業で新品になりますので改善します。

余談ですが、もしインパクトレンチを持っていない、買いたくも無いという方は、ここでショックアブソーバーのロッドとアッパーマウントを固定しているナット(17mm)を緩めておいた方がいいです。

Assy外してからだと地獄です。

スタビリンク

で、ホイールを外してタイヤハウジングを覗くと、今回交換予定の足回りパーツの全てが見えます。

もうナット外しちゃってるけど、縦に伸びた細い部品がスタビリンクです。

インパクトがあれば一発ですが、なければメガネレンチと六角レンチで頑張ってください・・・

ちなみに筆者はKIMOっていうメーカーのものを使ってますが、今のところ十分ですのでおすすめですよ。

四輪だと21mmソケットまで使うので、ソケット系はホームセンターで必要に応じて買い足すのが良いかもしれないですね!

工具を用意したら、もう浸透潤滑剤は遠慮なく躊躇なく使っていきましょう。

外せずに掛かる時間の方がよっぽど無駄です😂

スタビリンクを外して新品と見比べてみます。

左が新品で右が取り外したもの

グリスが飛び出しちゃってるのがおわかりいただけると思います。

古い方は親指で簡単にくにゃっと曲がる
新品は親指の力なんかではびくともしない

フロント

外した純正フロントサスペンションAssy

これ外す時はブレーキの下に何か支えをおいてください。ジャッキでもいいです。

FF車ってこのままキャリパーを引っ張るとドライブシャフトが抜けちゃうんです。

大丈夫だとは思いますが念の為です。

今回はバンプラバーとアッパーとスプリングの間のプレートを再利用するので分解します。

インパクトが無いなら先述の通り、タイヤが接地している間に緩める事をおすすめします。

私はインパクトなので何も考えずどんどん行きます😂

ちなみにアッパーマウントを外す時点で本当はスプリングコンプレッサーですこしバネを縮めてから作業するのが良いです。

縮めなくても慣れてればインパクトでそのままドゥルルン!って行けますけど、外れる瞬間に結構な力でバネに弾かれますので、部品の爆散に注意してくださいね。

慣れていればその場でボコ!つって飛散させずに外せるんですが、おすすめはしません。

外したアッパーマウント(右)と新品(左)

新品はやっぱり気持ちいいですね!

で、逆の手順で組んでいきます。

ごめんなさい、フロント周りの工程の写真がなぜかごっそり消えていてほとんど残ってません。

暑さにヤられて脳みそが機能してなかったみたいです。

決して複雑なことはないんですが、Youtubeで諸先輩方がわかりやすい動画いっぱい挙げてくれてますので、そちらをご参考にされてください。

リア

ワゴンRのリアはミニバンなどと同じでショックとバネが別体式です。

掛かって無い馬が見えますが、落下防止補助のために置いてます。車体にはちゃんと別な馬が2つ掛かってますので悪しからず。

ショックを外してやるとバネは挟まっているだけなのでつるんと取れます。

ショックを外した時にジャッキとかでゆっくり降ろしてやると良いです。

でないと一気にガタン!!!と落ちてきます。

バネを置き換えたらジャッキでゆっくりリア回りをあげてやり

ショックを接続します。

誰か手伝ってくれるとすごい楽ですが、一人でも全然大丈夫。

ちょっとずつジャッキで持ち上げていき、微調整しながら決めてやりましょう。

完了後の測定

取り付けが終わったら数メートル車を動かして軽く馴染ませます。

そしてフェンダーの隙を測定します。

フロント
リア

おや、思ったより下がっているかも?

前後とも30mm位下がったみたいです。

リアは25mm位って認識でしたが、でもほぼ公称通りですね。

テストランと所見

では早速レビューです。

まず思ったことが

乗り心地最高

って事です😂

結構他の人のレビューとか見てると、やれ硬いだの突き上げがきついだのと散見されて、あまり良く無いのかな?と印象が付いてしまいそうだったのですが

信用できないもんですね。

突き上げがきついって私の中で余程の現象で、例えばバンプラバーにすぐ当たってしまって跳ねてしまうような状態の時に使うワードなので、えーそんなに?って思ってたんですよね。

路面の細かいギャップはほとんど吸収され、今まで走っていた道が舗装直しされたかのようです。

これは突き上げとは違うと思うなぁ・・・。

異音については完全に解決です。

ハンドリングについてはかなりクイック且つダイレクトな感じです。

昔サーキットを走っていた時に、ちょっと高額な足回りに換装した時に感じたものと同じ感覚を得ました。

ちゃんと減衰するんだけどすごい踏ん張るし、ハンドルの初動への食いつきがすごく良いです。

これはスタビリンクの交換も効いているとは思いますが、純正の足回りの”ハンドルを切った瞬間はロールするけど曲がり始めてくれない感じ”は無くなりました。

減衰圧は純正に比べて少し上がってますから、硬いといえば硬いのかもしれませんが、バネレートは純正と変わりませんし、隣に乗せた妻(四輪免許なし。極度の車酔い)が新しい方が全然良好と言っていたので多分私の勘違いではないと思います。

というか、純正で感じていた、バネの方が硬い感じのピッチングが全くなくなったんです。

これは大変有効な修理でした。

総括

正直なところノーマルスプリングをそのまま使ってNew SR Specialだけで行こうかとも思ってたんです。

でも言っても13万kmの車体ですから、バネももうダメだろうと。

それじゃあせっかくだし乗り心地を維持したまま少しローダウンもできたら良いかもなぁ、という思いでのチョイスでしたが

大正解でした。

高速道路の走行が非常に多いので、そちらも気持ちよく走れそうです。

高速走行はまた別枠でやります。

スティングレーはもともと高速でもあまりフラフラしないですけどね。

大昔の軽自動車の印象でいたからそう感じるだけかもしれないですけど笑

というわけでこのローファースポーツのLKIT

大変おすすめなので、70,000km以上走っている車なら是非やってみて欲しいです。

今回はこの辺で!

では!



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