【バイクレビュー】NC750X DCTをレンタルしてみたので今更感想を述べる記事

バイク

さっき改めてカレンダーを見て引いてしまったのですが
八月ですってよ
こないだGWでビーナスライン行って結婚記念日だっつって草津旅行行ったりしたと思ったらもうお盆休みだっていうんですからゾッとしますよね・・・
で、そんな盆休みが近づいてきた中で(関係ない)
NC750XのDCTモデルをお借りする機会があったので、今更も今更ですが私なりに感じた事を記事にしたいと思います。

DCTの具合

これ、乗った事ない人は本当に想像つかないですよね。
私も実は初めて乗ったのはNT1100だったので、デビューはつい最近だったんですが、まだ乗った事ない人に向けてDCTそのもののお話をしたいと思います。

  • デュアル・クラッチ・トランスミッションの頭文字を取ってDCT。
  • スクーターの駆動方式と違い、ちゃんと普通に6速の変速機構が入っていて、2つのクラッチを交互に使用する形で変速していく。
  • 低速旋回(Uターン)はフットブレーキで速度を抑え込みながらで違和感なくできる。
  • 完全に停止していても1/3位クラッチが当たってる(クリープ現象のような現象が僅かにある)
  • 変速のショックがほぼ無い。
  • 0kmからのスタートは非常に滑らかでいてレスポンスは非常に良好。
  • D(ドライブ)モードの状態でサイドスタンドを出すとEgが停止する。
  • Dモードにもマニュアル操作モードがあり、左手のスイッチを使い任意のタイミングでギアを上下できる。一部車種にはフットペダルで操作できるオプションもある
  • スロットルバイワイヤ車はモード切り替えがあり、変速を高回転で行うとか低回転で行うと行った性格の選択もできる。
  • MT車でよくやる(私だけ?)クラッチだけ切ってニュートラル状態でスーーーっと走る、みたいなのはできない。走行中にNには切り替えられない。だから結構アクセルコントロールは要求される

そんな感じです。
個人的に最後に挙げた走行中にNに入らないのはちょっと慣れが必要だなと思いました。
特に首都高とか首都圏市街地の走行だと、エンブレだと止まっちゃうし、アクセル開けると開けすぎだし、みたいなタイミングで『クラッチ切りたい」と感じてしまいます笑
ま、でも慣れないようなことでは無いですので、気にならないって人も多いんじゃ無いかなと思います。

NC750Xという個体に感じること

結論から言って
めちゃくちゃ完成度高い素晴らしいバイク
だと思います。
ただし、その完成度のベクトルは必ずしも高級であったり、限界性能の高さであったり、堅牢性である
というわけではありません。
高次元で
最高に丁度いい、スタンダード・オブ・スタンダードだなと感じました。
メットインもなかなかの容量ですが、私のヘルメットは入りませんでした笑

ここからはいくつか各部位について感じた事を書いていきます。

ブレーキ

まずちょっとここは書いておきたいのですが、NC750XはDCTで車体重量がガソリン込みで230kgをこえてきます。
それでシングルディスクでかつキャリパーが小さい。
そしてフローティングディスクでも無いんですよね。
これは考え方ですが、制動の性能として足りているからそこまででいい、という選択をした結果なのかなとは思うんです。
実際止まらないわけじゃ無いし、効きは頼りないと感じるものの、逆にラフに握り込んでもブレンボみたいな”ガツン!!”が無い分フレンドリーかもしれません。
とはいえ、DCT車を選ぶならちょっと良いパッド入れたくなるかなぁと感じました。
特に低速域まで減速してDCTが2→1に入った時に回転数が上がっちゃう(ブリッピング)から、ちょっと前に行こうとする力が生まれるんです。
その瞬間『おぉ、っと』って思いました。
限界が低いわけでは無いと思うのですが、日常のレンジでは頼りないかな?という具合でした。

フォーク

なんとなくやっぱり安いフォークの動きって印象を受けました。
例えば走行中は当然真っ直ぐ走るんですが、ちょっと敢えて揺らしてみたりすると、車体の上半分が非常に簡単に大きく揺れてしまうんです。
これはかなり意地悪なのは間違い無いです。
ただ、なぜそうやってみようと思ったかというと、ちゃんと理由があります。
それは
高速道路走行中のフロント接地感が非常に弱かったから
なんです。
フラフラハンドルは動くのに、コーナリングは重いんですよ。
安定しているっていう感覚とは違って、単に曲がりにくいと感じたんです。
まぁ、ぐにゃぐにゃ曲がらされることの多い首都高は60km/h制限だし、曲がらなくて怖いって程ではないんですが、ワインディングとかだと物足りないかもしれません。
でもタイヤ変えれば、って言おうとして確認したら純正ラジアルタイヤだったわごめんなさい・・・
ただ、これだけは言っておきたいのですが
ストレスを感じるような事はありません。
必要にして十分な性能である事は間違いありません。

動力性能

これはDCTも相まっているのだと思うのですが、エンジンパワーとギア比のバランスがとても良いように感じます。
例えば高速道路での本線へ合流する時の加速は胸を空くような心地よさがありました。
パワーで車体をぶん投げるような加速では無いんですが、とても気持ちの良い加速感がありました。
普段アフリカツインに乗っている筆者が
「おー!速い気持ちいい!」と大きな独り言を言ってしまうくらいにはパワフルです。
よく400ccのCBと馬力変わらんwwwww(NCは58PS、CBは56PS)
って聞くんですけど、馬力で速さがわかれば苦労はしません。
NC750Xトルクは67N/m(4750rpm)
CB400SFのトルクはたったの39N/m(9500rpm)です。
街乗りの加速でCB400SFの方が速いと感じる事はそう多く無いのではと思います。
というか400cc以下の廃ガス規制守ってノーマルで大型を狩ろうなんてだいぶ厳しいです。
前述したフロントフォークのチープさで曲がりにくいと感じた、と書きましたが
ワインディングでもこの動力性能をうまく使って曲げてやる楽しさ、みたいなものがもしかしたらあるのかもしれません。
私はもっと曲がるバイクが好きなだけなのかもしれません笑

燃費と航続距離

今回お借りした中ではタンク使い切っての燃費テストまではできませんでしたので公称値ですが、
10.15モード(60km/h走行)で43km/l
WMTCモードで28.6km/l
笑ってしまうほど燃費いいですねw
首都圏での走行でも20km/lは下回らないでいけそうですよね。
さすがフィットのエンジンを割ってバイク用にしたところから始まったNCシリーズだけあります笑
満タン時の航続距離が600kmだそうで笑
私のアフリカで高速乗りっぱなしでもそんなに行くだろうか?って感じですけどね笑
ざっと気になったポイントはこんなところです。

排熱について

これは覚悟してください。
めちゃくたくるぶしのあたりが熱いです。
レッグディフレクターで軽減するのかな〜
ちょっと不明ですが、足元の熱は本当に気になります。
ずっと熱いタイプです。ファン回った時だけ〜では全然無い。

ざっと気になったポイントはこんなところです。

総評と在庫状況について

NC750Xの在庫状況はそんなに待たされないみたいではあります。
総評としては、さすが教習車とベースを共通する車体だなって感じです。
やっぱりなんだかんだそれだけバランスが良いバイクだから教習車になるんでしょうからね。
普通二輪取ったもののバイクがなくて喘いでいるみなさん
もしくは大型持ってるけどバイクまた乗ろうかなと思っていらっしゃるリターン予備軍のみなさん
NC750X、大変おすすめです。
ぜひどこかで乗ってみて頂いて体感してみてほしいです。
本当にいいバイクでした。

レンタルバイクもたまにはいいなと思いました。
機会があればまた乗ったりしてみたいと思います。
それでは今回はこの辺で!



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