RAWの12bitはネガティブなのか

今日はカメラネタです。

16bit RAWへの憧れ

かのハッセルブラッドのRAWは16bitというのが有名な話ですよね。
そしてフジの中判も然。

実は少し前、まだバイクに乗る予定がなかった時に、中判を検討したことがあったのです。
そしてやはりハッセルのX2DとフジのGFX100SIIの比較ということになりました。

GFXはデフォルトだと14bit RAWなのですが、16bitを選ぶこともできるんですよね。
1億画素ありますから!さすが中判ですねぇ!なんて思って触らせてもらっていたわけです。
X2Dの色味と階調を見て、「これはいいぞ!」と思ったうえで、GFXの写真を改めて見てみてこう思いました。

「なんか思ってたんと違う」

どちらも1億画素で16bit RAWのはず。
しかしなぜかGFXはフルサイズと差を感じない。

しかしX2Dを手にしたインフルエンサーの皆様は口をそろえてこう言う

「16bit RAWだから黒つぶれと思っていたものも現像でしっかり起こせる。残ってる。階調表現がすごい。」と。

だが待ってほしい。
GFXと見比べたときに、明らかにX2Dに感じた階調の豊かさは全然感じなかったのです。
そこで私の中で一つの疑念が生まれます。

本当に”16bitだから良い”のか?
ハッセルの画像処理がいいだけなんじゃないのか?

と。

思い返せば、色味や階調感に心地よさを感じた作例はすべてYoutubeを含めた8bit Jpegだ。
算数でいえば、二の八乗と二の十六乗の差だ。
しかしながら、差は歴然と明確にX2Dの画が響いたのでした。

Fujifilmの仕様

Xで、あるポストが私の目に留まります。

GFXのbit数を切り替えて撮影したRAWのプロパティを見せてくれている。
その結果はこう。

14bit RAW → 200MB
16bit RAW → 200MB

ぼく「・・・やってんな」

いや、待て、まだ慌てる時間じゃない。
Sonyのフラグシップ機たちは、16bit演算したRAWを14bitで保存している。
もしかして、GFXもそうなのではないか?
だから、X2Dとの間に感じた差は、ここにあるんじゃないか?

と。

いや、フォローしたかったけどプロパティに16bitって書いてあるな。

おいFujifilm お前またやってんのか?

14bit VS 12bit

では話は今回の本題だ。

例えばマイクロフォーサーズといえば、LumixかOMかという選択肢になる。
ここでお互いのファンは争いあう。

Lumixは14bit RAW & 13+stopsのダイナミックレンジで画質では最強だ。12bit RAW笑。と。
OMは12bitだがDR12.7stopsだ。13+は一定条件下で発動しない。積層センサが羨ましいか。と。

果たして14と12の写真を見て、これは14だ と分かるものだろうか?
例えば私が最近好んで使っている、Sony ZV-E10M2は12bit RAWだ。
私がスチルで使ってみて思った最初の感想は

「え、撮って出しめっちゃ良いけど?」

だった。

RAWも問題ない。というか、14bitとまるで区別がつかない。。
劇的にシャドウを起こさないといけないような撮影をしていないからわからないのかも知れない。

でも普通そんな撮り方する?笑

白飛び黒つぶれ

ではダイナミックレンジはどうなのか?
というか皆さん 白飛びと黒つぶれという言葉について誤解している人が多すぎる。

白飛び・・・ハイライトが強すぎて、色データが残っていない状態、もしくは現像で取り戻すことが困難な状態
黒つぶれ・・・シャドウが強すぎて色データが残っていない状態、もしくは現像で取り戻すことが困難な状態

そんな写真そうそう出回ってない。
ちょっと暗かったら黒つぶれ、ちょっと空が明るければ白飛びと言う。
アンダーだね、ハイキーだね という表現で評価できないものだろうか?

まぁそれはそれとして
センサーサイズが大きい程に、ダイナミックレンジは広くなり、より”明るい”と”暗い”を同居させる事が容易となる と言われている。

だが待ってほしい
最近のカメラには、カメラ内でDR合成(あえてHDR合成とは言わないが・・・)が行われる仕組みが採用されている。

DRを広げる工夫

例えばLumixならばDRブースト
SonyならDレンジオプティマイザー
フジならDR設定

これら機能はつまり

ベース感度の2倍から4倍の感度で撮影し、1回のシャッターで記録した複数枚の写真を一枚に合成し、黒つぶれを抑制する事で、実質的に広いダイナミックレンジで記録することができる という仕組みで各社共通。

しかし、DRを広げる努力をしていながら、メーカーとしてRAWは12bitでいい、14bitでいい としていることを思い出す。

なぜか?
つまるところ、紙に焼かれる、SNSで表示される事がゴールとなる現代で、16bitで吐き出す事のデメリット(容量UP!)がまだ目立つのではと。

16bitの色域が!とは言うが、どちらかというと明暗の階調に直結するものであろうと思う。
そしてこの16bitが本来本領を発揮するのはHEIC、HEIFでの表示のみに留まっている。

紙焼きは画面で見ているRGBよりも、もっと狭いCMYK色域になる。

SNSではJpegが基本で、10bitであるHEIFは非対応がほぼ。(HEIFでポストしてもJpegに変換される)
つまり紙焼きだろうとSNSだろうとフォトコンだろうと、
結局出口が8bitであるので、200MB/枚を超えるRAWで何百枚~何千枚と記録し編集する事を考えると、12bitや14bitの可逆圧縮RAWで20MB~40MB/枚で運用していてもそこまで差がない
ということなんではなかろうか?

そのうえでもう一度考えてみる。

12bit RAWは果たしてネガティブだろうか?

筆者はNoかなと思っているのでありました。



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