CRF250L モタード化でスピードメーター誤差が20%!?前期・後期の違いと対策方法

はじめに

先日、CRF250L(S)2025年モデルのモタード化が完了したのですが、走行中にとんでもないことが発覚しました。

スピードメーターの誤差が約20%もある!

他のブログや計算アプリで見ていた誤差とは全然違う、まさかのブッチギリハッピーメーター状態に。最初は「スプロケを38丁にして対策できるレベル?AIPROのスピードヒーラー入れる?」と思っていたのですが、調べてみると意外な事実が判明しました。

同じような症状で困っている方、これからモタード化を検討している方の参考になれば幸いです。

実際の誤差はどのくらい?

まず、実際にどのくらいの誤差があったのかをお見せします。

測定方法: Googleマップナビ中の表示速度で確認

  • メーター表示100km/h → GPS速度約80km/h
  • メーター表示60km/h → GPS速度約48km/h
  • メーター表示40km/h → GPS速度約32km/h

約20%のハッピーメーター状態でした。これは流石に誤差が大きすぎます。

原因はホンダのサイレントチェンジだった

色々調べた結果、驚愕の事実が判明しました。

この手のスピード補正で知られるAIPRO社のスピードヒーラーを付けて補正するか?と構造を確認してみました。

すると、私のCRF250L(25YM)は、スピードヒーラーを取り付けるカプラが存在しない事が分かりました。

要はCRF250L(MD47)には前期・後期で大きな仕様変更があったという事らしいんです!

前期型(〜2024年モデル)

  • 車台番号:MD47-100XXXX
  • スピード計測:フロントスプロケの回転数から計算

後期型(2025年モデル〜)

  • 車台番号:MD47-120XXXX
  • スピード計測:フロントのパルサーリングから計測

これ、サービスマニュアルにも反映されてないサイレントチェンジなんです(笑)

最初ディーラーに聞いてもSMには普通に今まで通りカプラが書いてある~とか、パーツリストを見るとメインハーネスの品番は変わってるようだ~とかいう所までしか分からず。

いやいや、オイ!って(笑) SMに書いてないのは不味かろうと思いましたw

パルサーリング説を検証してみた

なんとなく理論上の計算をしてみると、フロントタイヤの外径変化分(21インチ→17インチ)から約18%小さくなる計算です。

あれ?実際の誤差20%とほぼ一致してる…
ということは、フロントから速度取ってるんじゃない!?

そこで実験してみました。

検証方法:
フロントタイヤを浮かせて、手で回してみる

結果:
スピードメーターが反応した!

やっぱりパルサーリングや!

なぜこんなに誤差が出るのか?

理論上、従来機通りFスプロケからの計測だとすると、「80/100-19から130/70-17と、Rスプロケ40→39」にした所で、せいぜい8%程度の誤差になるハズ。

おかしいなと思ったんですよ。

で、結局、後期型はフロントホイールのパルサーリングでスピードを計測するようになったって事みたいです。

つまり:

  • 純正21インチホイール用のパルサーリング = 正確な速度表示
  • 17インチホイール + 21インチ用パルサーリング = 大幅な誤差

タイヤ外径が変わったのに、メーターは21インチ基準で計算し続けるから、こんな大きな誤差が出てしまうんですね。

対策方法:専用パルサーリングに交換

解決方法は簡単です。17インチ用のパルサーリングに交換するだけ。

使用したパーツ

Z-WHEEL AR1モタードホイールフロント専用 リプレースメント/パルサーリング

  • 品番:D5438
  • メーカー品番:W4112113-2
  • 価格:¥6,600(税込)
  • 販売店:Webike等の通販サイト

このパルサーリングは、Z-WheelのCRF250(MD47用)ホイールを買うと付属してくるものと同じです。補修部品として単体でも販売されています。

公式ストアページは此方

交換後の結果

パルサーリング交換後の誤差は:

メーター表示100km/h → GPS速度92~93km/h

約8~7%の誤差まで改善されました!これなら実用上全く問題ないレベルです。

多分工場出荷時の誤差が5%じゃないかと思うので、事実上21インチからの誤差は3%と見て良いかと。

前期型(MD47-100XXXX)の場合

前期型をモタード化する場合は、従来通りスプロケの歯数計算で誤差を予測できます。

AIPRO社のスピードヒーラーを使う場合は、各種計算アプリが参考になるはずです。

MD44純正ホイールを使う場合の注意点

今回、私はCRF250M(MD44)の純正ホイールを使用しましたが、MD44純正ホイールを使う場合は、必ずパルサーリングも交換してください。

理由:

  • MD47純正パルサーリングは21インチ用
  • MD47後期はパルサーリングで速度計測
  • そのままだと大幅な誤差が発生

ちなみに、MD44のCRF250MはABS無しの為、パルサーリングはありません。

おすすめの方法

特にイヤじゃなければZ-WheelのAR1で揃えるのがトラブルフリーだと思います!

Z-WHEEL AR1の魅力:

  • 専用パルサーリングが最初から付属
  • 価格もMD44純正より安い
  • 通販で簡単に入手可能
  • メーター誤差の心配不要
  • リアのパルサーリングもブレーキサポートに干渉しない

純正スタイルにこだわりがなければ、AR1で一式揃える方が結果的に楽で確実です。

まとめ

CRF250L(MD47)後期型のモタード化では、パルサーリングの交換が必須です。

重要なポイント:

  1. 車台番号で前期・後期を確認(MD47-120XXXXが後期)
  2. 後期型はパルサーリング交換必須
  3. Z-WHEEL AR1なら専用品が付属でトラブルフリー
  4. MD44純正ホイール使用時は別途パルサーリング購入

サイレントチェンジのせいで、従来の情報が通用しなくなっているので要注意です。

同じ症状で困っている方の参考になれば嬉しいです。モタード化は最高に楽しいので、メーター誤差なんて些細な問題です。正確な速度が分かれば、より安心して楽しめますよ!


対策用パーツ・おすすめアイテム

トラブルフリーでおすすめ

  • Z-WHEEL AR1(17インチ前後セット)

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